検索窓
今日:7 hit、昨日:13 hit、合計:161,957 hit

286 ページ37

紫耀「あっ、そういえば実家に帰るって言ってたな。」

A「あっ、うん。最近帰ってなかったから帰ろうかなって思ってるんだけど。どうかな?」
さっき、なんだかよく分からないまま終わってたんだった。

紫耀「俺の事気にせんでええのに。でも、気に掛けてくれてめっちゃ嬉しい!」

横からギューギュー抱き締められる。
そういう事だったのか。今分かったぞ。

A「だって、紫耀が時間ある時には、出来るだけ早く一緒に過ごしたいと思ってるから。どうせなら、紫耀が忙しい日とかあればその日に帰ろうかなって…チョット…、苦しい。もう!苦しいってば!離して!」

紫耀「Aー!!!」

離されるどころか、また力が強くなった。

A「もう!バカなんじゃないの?苦しいってば!離して!!!」

紫耀「いやだー!!!」

A「…離して」
すごく低い声で言った。
すると、慌てて離してくれた。

紫耀「えっ?怒った?ごめんごめん!」

A「あー、苦しかった…。力加減バカ過ぎない?…私いつか絞め殺されるんじゃないの?」

紫耀「ごめん。気持ちが力に現れるんよ…。嬉し過ぎて幸せやったから…」

私を摩りながら、大丈夫?ごめんねと必死な紫耀。

A「そうなんだろうなっては、流石に私も分かってるけどさー。」

紫耀「気を付けます…」

A「はい。気をつけて下さい!あっ、ねぇ旅行の時変装しなきゃね?テーマは何にする?変装用の小物の準備とかしなきゃ!」

紫耀「えっ、許されたの俺?」

A「うん!ねぇ、テーマは何にする?絶対バレちゃダメなんだから、真剣に綿密に計画しなきゃだよ。」

紫耀「そうやな。どうしようか。テーマね…」

A「まず、車からね。車はお兄ちゃんから借りるでしょ。だから、私の車をお兄ちゃんのと交換しなきゃ。」

紫耀「えっ?車から?」

A「当たり前でしょ!しっかりして?私達の車を知ってるって人もいるんだよ?念には念をいれなきゃ!隊長しっかりして下さいよ!」

紫耀「そうなんやね!でも、隊長?って何?」

A「絶対にバレたらダメなんだから、ここはしっかり作戦を練って挑まなきゃならないんだよ?いい?負けられない戦いが始まってるの。だから、この作戦部隊の隊長は紫耀なんだから、頼んだよ?」

紫耀「隊長…、隊長…。何かカッコイイな!おーし!任せとけ!A隊員!俺に任せろー」

287→←285



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
329人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひろみ | 作成日時:2018年9月24日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。