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よし！準備、準備！
あっ、その前に紫耀にLINEしとかなきゃ！
タカとランチに行って来ますとバーベキューの買い物にも付いて来てもらう予定ですと入れた。
バーベキューの買い物もしなきゃだしね！
白のシフォンワンピースにスキニーを合わせて、サングラス。キャップを持つ。
よし、そろそろ時間。
紫耀からLINEが。
［いいなー。ランチ。俺とも今度行こうね。］
［バーベキューの買い物ありがとう。タカさんによろしくね。］
行ってくるねと返事を返した。
タカの部屋のチャイムを鳴らす。
ガチャッ。
全身黒コーデのタカが現れた。
タカ「おう。」
A「久しぶり」
私の車に乗り込む。後ろに乗ろうとするから、
A「えっ？後ろなの？」
タカ「だろー普通は。」
A「もう親友ってバレたんだから良くない？」
タカ「いや、紫耀に遠慮してんだけど…」
A「あっ、そうなの？意外と気にするんだね。何かありがとう。」
タカ「当たり前だろうが！お前の方が本当なら気に掛けてやらないといけないんじゃねーの？可哀想な紫耀…」
A「…そうだね。気を付けます…。」
タカ「いいから、早く行こうぜ？腹減った。」
後ろに乗り込んだタカ。
A「あっ、うん。」
エンジンを掛けて、出発。
タカ「で？どこ行くの？」
A「何食べたい？」
タカ「魚。」
A「えっ？魚？」
タカ「うん。魚。」
A「カフェじゃないの？」
タカ「やだよ。寿司屋行こうぜ。」
A「えー、お寿司は夜って感じじゃん。カフェ行こうよー。」
タカ「寿司屋。」
言い終わる前に被せて来たよ…。
A「やっぱり九州男児タイプなんだね。お兄ちゃんみたい…」
タカ「九州男児タイプ？違うと思うけど…。俺はいきなりのランチ行こうって誘いにも、こうやって付き合ってやってるんだからな。九州男児タイプなら、女と飯なんか行くか！このやろーって言って、テーブルひっくり返すだろ？」
A「いや、そこまで横暴ではないと思うよ。あっ、この前ねお兄ちゃんが来たの。いきなり来るってなってね、私紫耀にそれ言うの忘れてて、お兄ちゃんと紫耀が部屋で鉢合わせしちゃってさ。でも、仲良くなってから良かったんだー。さすが紫耀だよねー。」
タカ「マジ…？お前のんきに笑って話してるけど、それ男からしたら地獄だからな。本当こんな能天気女と付き合ってる紫耀が哀れだよ。同情するよ…」
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2018年9月24日 0時
