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兄「おいコラ！お前やっぱ喧嘩売っとるやろが！」
台拭きが飛んで来た。しかも顔に当たりそうになる。が、流石私。見事に避けてやった！
A「危な！チョット何すんのよ！」
紫耀「さすがにもう…」
止めに入ろうとしてくれてるが、私とお兄ちゃんには聞こえてない。
兄「くそぉ、反射神経だけはいいな…」
A「暴力的な兄に鍛えられましたからね！」
紫耀「食べましょう！！！！！！」
立ち上がり、いきなり大声で言った。
兄「そうだな…」
A「そうだね…」
紫耀「いつもこんな感じなんですか？」
A「こんな感じってどんな感じ？」
兄「はぁ…。な？バカだろ？紫耀、俺の苦労分かってくれるだろ？」
A「本当失礼！！！」
紫耀「俺はお2人の喧嘩羨ましいです！」
A「えー？！これのどこが？」
兄「だから、うるせーって…。」
紫耀「俺もAと言い合いとかしたいです！どうしたらなれますかね？お兄さん！」
兄「お前変わってるな…」
A「私こんなん嫌だー」
紫耀「何でー？言い合おうよー」
兄「やめたがいいぞ。疲れるだけだって…」
A「そうだよ？そんな変な願望やめてよー。私達は、ずっと甘々でラブリーでいようよー。」
お兄ちゃんが紫耀に耳打ちしている。
紫耀「お前自分の年考えて言えよな…」
A「ヒ、ヒドーイ！！！！」
兄「いいぞ！その調子だ！もっと言ってやれ！」
紫耀「お兄さん、俺やっぱり無理ですー！ごめんねA？ずっとラブリーでいようね？」
兄「何だよ。つまんねーな。でも、その方が身の為だな。コイツと言い合うのは疲れるからな。」
A「それはこっちのセリフなんですけど？じゃあ、私そろそろ行くねー。ごちそう様でした。後はご自由に。」
ケンちゃんがそろそろ迎えに来る時間だ。
紫耀「あっ、俺も行くよ！」
兄「じゃあ、俺も帰るとするかな。」
それから、私はドラマの撮影に。
明日で撮影も終わり。
A「おはようございます。」
スタッフ「おはようございます。いよいよ最終回の撮影ですね。寂しいです…」
A「本当ですね…。」
涼真「おはようAさん！」
A「おはようございます。」
涼真「台本見て安心したよね？やっとって感じだね。最後の終わり方好きだなー。」
A「そうだね。運命ってドラマタイトルの通りだったね。私もすごく素敵だと思った。昨日少し変更になったんでしょ？」
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2018年9月24日 0時
