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兄「じゃあ呼び捨てで。そうかーやっぱり。で、何で浮気したの?あの頃俺も忙しくて報道見て知ったんだけど、連絡も出来なくてさ。まぁ、タカがいるから大丈夫かなって思ってたんだけど。」

紫耀「本当にバカだったんですが、あの頃Aの友達にヤキモチを焼きすぎてまして…。そんな時に偶然女の子と2人でご飯食べるようになってしまったんですが、Aには何も言いませんでした。それで、ちょっと抱き付かれまして…、思わず抱き締め返してしまいました…。」

兄「えっ?浮気って何もしてないの?」

紫耀「何もと言いますと…」

兄「ほら、キスとかそれ以上の事だよ!」

紫耀「そんな事しませんよ!!俺、A以外の人とは出来ませんから!」

兄「何だ。じゃあ浮気してないんじゃん?」

紫耀「いや、浮ついた気持ちがあったので、浮気です!しかも写真撮られて、それでバレましたし…。」

兄「まぁ、紫耀がそう思うならそうなんだろうけど。AもAだな。アイツだって男友達とめちゃくちゃ仲良いじゃんね?今日も潤と一緒にいただろう?それはいいの?ムカつかないの?」

紫耀「初めはものすごく不安で嫌だったんですけど、今は大丈夫です。それがAですし。それに、ちゃんと分かったんです。男友達と俺に対する態度は全然違うって事が。」

兄「お前、本当にイイ奴だな!俺はお前の味方だから!何かあったら俺に言えよ?今からでも俺がAにガツンと言ってやるよ。ボコボコにしてやるから!すぐ調子乗るからムカつくだろ?」

紫耀「可哀想なんでやめて下さい!!本当に今は何とも思ってませんし、むしろみんなに好かれるAが誇らしいし、そんな所も好きだなって思いますから!」

兄「アハハハッ!いい奴過ぎるだろ!」

紫耀「いえいえ。そんな事ありませんよ。」

リビングのドアが開き、Aが。
お兄さんと話すAを見ていると、タカさんや潤君と一緒にいる時の感じと一緒だ。
こんな関係性の兄妹っていいな。
いつか俺とAに子供が産まれたら、こんな感じの兄弟になって欲しいな。
Aがお風呂に入っているうちに帰る事にしようっと。
面と向かって言えない。俺が離れたくなくなっちゃうから。
でも、今日はお兄さんがいらっしゃってるから俺はそろそろ帰らないといけないしな。
お兄さんに挨拶して、自分の部屋に帰った。

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年9月24日 0時

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