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こうなるから、話したくなかったんだよね。
紫耀の事は胸張って紹介出来るけど、問題はうちのお兄ちゃんに紫耀がビックリしてしまう事なんだよね。
185センチの身長でガタイも良くてモデル体型で、顔もカッコイイと言われるお兄ちゃんだけど、中身がコテコテの九州男児で…。
みんな圧倒されるんだよね。
しかも、私の事になると昔から口うるさくて…。
お父さんより凄いんだよね。

福山「おー、Aちゃん!久しぶり。松本君も久しぶり。」

潤「お久しぶりです。」

A「お久しぶりです。すみません、リハ見させてもらいました。」

福山「大丈夫だった?」

A「カッコよかったです!」

潤「流石です!本番楽しみにしてます。」

福山「ありがとう。あっ、Aちゃん、ドラマ観てるよ?面白いねー。今から、あの歌、歌うんでしょ?楽しみしてるね!」

A「ありがとうございます。嬉しいです!緊張するけど、頑張ります!」

兄「また馬子にも衣装のあれか?なぁ?潤?」

A「チョット黙ってて!」

潤「確かに。笑」

福山「何でー!似合ってたじゃん!チョットセクシーでおじさんドキドキしたよ?」

A「ありがとうございます。お恥ずかしい…」

兄「猫かぶりが…」

A「だから、黙っててって!」

福山「相変わらずの兄妹喧嘩、いいねー!」

潤「アハハハッ」

福山「じゃあね!」

カッコよく行ってしまわれた。
お兄ちゃんも一緒に去って行ったが、夜忘れるなよ!と睨みを利かせて行った。

A「同じ長崎県民なのに、こうも違うとはね…」

潤「夜、大変な事になったな。笑」

A「他人事だもんね…。どうぞ笑ってくださいよ。」

潤「でもいいお兄ちゃんじゃん?彼氏をしっかり見定めてくれるなんてさ!」

A「…どこがよ?いつも怖がらせて、邪魔ばっかりするんだから…」

潤「まぁ、頑張って?」

それから、ケンちゃんから電話があり、そろそろヘアメイクと着替えの時間だから戻って来いって事だった。

A「あのぉ…申し訳ないんだけど、メイク室まで連れて行ってくれない?」

潤「はいはい。」

2人で廊下を歩きながら、
A「何だかんだ優しいよね?さっきもそう言おうとしたんだけどね。」

潤「俺はお前にはかなり優し過ぎると思うぞ。構ってるやってるんだからな。有り難く思えよ?」

A「優しいけど、偉そうだよね…。それでこそ潤君なんだけどさ…」

潤「何だよそれ?ほら、着いたぞ。またなー」

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年9月24日 0時

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