お疲れ様 ページ45
激しく求め合った後、
服も着ずにソファーの上で横になり、
後ろから紫耀に抱き締められている。
私の髪にキスを落としたり、
深く髪の中で息を吸ったり、
髪を指に絡めたりされながら、
私はこの先の事をぼんやりと考えていた。
しっかりと抱き締められているその腕を摩りながら。
紫耀「この髪型も似合ってるよ。ってか、相変わらず髪の毛が柔らかくて、気持 ちいい。フワフワしてるー。」
A「ありがとう。あの頃より短くなったでしょ？」
あの頃は腰近くまであった髪。
今は肩下のミディアムヘアで緩くパーマを掛けていて、色も明るめ。
紫耀「うん。2年前は結構長かったよね。あれはあれで良かったけど、でも、これはこれでエ ロい。」
A「そんな基準で見るのやめて。」
腕をパチンと叩くと、
紫耀「ハハハ。ごめん、ごめん。でも、本当に似合ってる。マジで可愛いよ。」
そう言いながら、
体を起こす紫耀に合わせて私も体を起こす。
流石に裸は恥ずかしいから、
すぐにＴシャツを着た。
可愛いなんて、
紫耀にそんな事言われたの初めてな気がする。
嬉しいけれど、なんか照れちゃうな。
A「ありがとう。紫耀は今は黒にしてるんだね。紫耀の黒髪って、なんか新鮮。」
ついこの間まで金髪だったのに。
紫耀「あー、先生だったから。」
A「そっか、そうだったね。24時間お疲れ様。」
紫耀「えっ⁉︎見たの？」
私の言葉に大袈裟に驚く紫耀。
Ｔシャツを着る手を止めて私を見る。
そんなに驚く？
A「うん、見たよ。」
紫耀「マジ？えっ？本当に？」
A「うん。感動したよ。凄く良かった。」
紫耀「…嬉しい」
小声でそう言うと、
静かに、
何故か恥ずかしそうにＴシャツを着た。
紫耀はそれから凄くテンションが上がった。
そんなに嬉しかったの？
すぐにお疲れ様って伝えれば良かったな。
そう思って反省した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 577人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年8月7日 1時
