紫耀side 似ている ページ44
そしてそれはすぐにメンバーにも知られる事となる。
永瀬「なぁお前さ、それでいいん?」
紫耀「ん?何がだよ…」
永瀬「美希さんだよ。」
紫耀「関係ないだろ?」
海人「みんな心配してるんだよ。ちゃんと好きなの?こんな事言いたくないけど、ちょっとだけAちゃんに雰囲気似てるからって…そんな事ないよね?」
やっぱりみんな気付いてたんだな…
でも、
Aとは、
違う所の方が多いし、
いい子だし、
ちゃんと好きで付き合ってるんだ。
紫耀「違うし、…ちゃんと、好きだよ。」
永瀬「その間はなんなん?」
神宮寺「やめろって。」
永瀬「ジンはどうなんだよ。」
神宮寺「俺?なんで俺?」
永瀬「好きだったじゃん。」
神宮寺「俺は好きだよ、今でも。」
本当は、
俺だって今でもAの事好きだよ。
でも今更、
美希がいるのに、
そんな事言えない…
紫耀「は?バカじゃねーの?もういないんだよ?」
神宮寺「それでも、気持ちは消えないからしょうがないじゃん。紫耀はもうAさんへの気持ちがないから、美希さんと付き合ってるんでしょ?別にいいじゃんそれで。俺は、まだ気持ちがあるから、無理ってだけ。」
紫耀「なんなんだよマジで。はぁ、帰るわ。」
まー、マジでイライラする…
俺は間違ってない。
だって、
もういないんだよ。
もう会えないんだよ。
だったら、
もう無理じゃん。
次の人にいって、
それのどこが悪いの?
美希はいい子だよ。
俺だってちゃんと好きで付き合ってるんだよ。
好きで居続ける事に、
疲れたんだよ…
あまりにも辛過ぎるんだよ…
あっさりとまだ好きだと言えたジン…
なんでそんな風に言えるんだよ。
俺はそんなに強くないんだよ…
スマホを出すと、
美希に連絡する。
紫耀「あっ、俺。今終わったから、来れる?うん、うん、じゃ。」
今日も美希を呼び出す。
俺が電話すればちゃんとすぐに出てくれる。
呼び出せばすぐに来てくれる。
俺を煩わせるような事は絶対にしない子。
いつも笑顔で、
素直で穏やかで、
従順な美希に癒されている事は確かなんだ。
部屋を暗くして、
Aに似た声を聞きながら、
今日も俺は美希を抱いた…
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作者名:ひろみ | 作成日時:2021年4月22日 17時