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百合子「マジか…。いや、でも納得出来た。A、東京にいたって言ってたし、なんとなく雰囲気からして、芸能人と付き合ってても驚きはしないもん。でも、だからだったんだね…。まさかそんな大恋愛してたとは…。ありがとう話してくれて。」

A「ごめんね、今まで話せなくて。」

百合子「ううん。話せなくて当然だよ。」

A「ありがとう」

百合子「ねぇ、もしかしてだけど、今日の昼間の彼も、まさか…そっち世界の人だった?」

A「あー、うん、そうだね…」

百合子「やっぱり。顔は見えなかったけど、カッコイイ風だったもんね…」

A「フフフ」

私の話を聞いても、
その相手が誰だとか、
名前を聞いてこない百合子ちゃん。
やっぱり彼女はいい子だな。
よかった話せて。

するとLINEの通知表示が…

“返事ありがとう”
“おやすみ”

百合子「また会いたいって?」

目を輝かせて聞いてくる。

A「ううん。おやすみだって。」

百合子「なんだー意外。ってきり、ガンガン来る系の人かなって思ったのに。」

A「彼はそんなタイプの人じゃないもの。」

神宮寺君は、
そんな感じじゃない。
紫耀とは全然違うから…
紫耀だったら…
ダメだ。何考えてるのよ。
…今日は何度も紫耀の事を思い出してしまった。
まだその度に苦しくなるこの胸。

A「フーッ」

大きく息を吐かないと無理だった。

百合子「大丈夫?」

A「うん。」

百合子「ねぇ、話戻るけど、元カレと別れた時ってさ、好きなままだったって事?」

A「うん…。大好きなまま。最後は、キスして、別れた。」

百合子「切な過ぎる…。映画みたいじゃん。そんな事ってあるんだね。そりゃあ、引きずる訳だわ。映画だと美しいけど、現実でそれやっちゃったら、引きずるに決まってるじゃん。間違いなく別れ方間違ったね。」

A「だよね…。おっしゃる通りです。」

あれから私も同じことを、
何度も考えた。
後悔もたくさんした。

百合子「あの昼間の彼は、それも知ってるの?」

A「どうなんだろう。別れた事は聞いただろうけど、別れ方までは知らないんじゃないかな?」

百合子「そっか。」

A「ねぇ、何でそんなに昼間の彼をそこまで気にするの?」

百合子「なんかこれから色々とありそうだなっていう私の勘。笑」

A「何それ。笑」

その時は笑ってたけど、
まさか百合子ちゃんのいう通り、
また全てが動き出そうとしているなんて、
この時は思いもしなかった。

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設定タグ:平野紫耀 , King&Prince , 神宮寺勇太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ひろみ | 作成日時:2021年4月22日 17時

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