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おはよう ページ22

ベッドが沈む感覚で微かに眠りから覚めた。

紫耀「おやすみ愛してるよ」

そう言って、
背中から腕を回し、
ギュッと抱き締めてくれ、
髪にキスをしてくれた感覚。
こんな些細なことが嬉しいの。
背中で寝息を立て始めた紫耀を感じて、
私もまたすぐに眠りについた。

翌朝。

紫耀「おはよ…」

キッチンで朝食の用意をしていると、
いつものように寝癖を付けた、
まだ目もあまり開いていない紫耀が起きてきた。

A「おはよう。笑」

私の後ろにやって来ると、
ギュッと抱き締めて、
後ろから頬と首筋にキスを。

A「フフ。くすぐったいよ。笑」

紫耀「ねぇ…したい。」

…今?

そんな時間があるのなら、
話しをしたいんだけど…

A「えっ?今からはチョット…」

そう言ったけれど、
私の声が聞こえてないのか、
聞こえないフリをしているのか、
どんどん進んでいく。
首筋にキスをしながら、
服の中に手が入ってきて、
あっという間にブラが外され、
包み込まれる。

A「ねぇ、チョット…。アッ。待って?ねぇ、チョット…」

手を退かそうと、
紫耀の手を掴むけれど、
払われ、
下の方へ伸びる手。

A「アッ、イヤ…。ンッ…チョット、待っててば。」

話をしたい。
そう言いたいのに、
心とは裏腹で、
身体は素直に快感によろこぶ。
準備が出来た私を確認すると、

紫耀「お願い。すぐ終わらせるから。ね?」

耳元でそう言うと、
手を引かれ、
足早に寝室へ連れられて行った。

ベッドに座ると、
キスをしながら、
そのまま倒される。

A「本当にするの?」

紫耀「うん。するよ?」

手慣れた様子でゴムをつけると、
一気に奥まで侵入して来た。

A「アッ。ヤダ…。ハァ、ハァ、」

あー、朝ご飯の時間はないな…
話す時間もないな…
そんな事を考えていた。
けれど、
打ち付けられる快感に、
一瞬にして引き戻されると、
あっという間にのぼりつめた。

紫耀「好きだよ。」

荒い呼吸のままそう言って、
優しくキスをしてくれる。
彼の首に両手を回し、
キスに応えた。

時間がない→←岸君の場合



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作者名:ひろみ | 作成日時:2020年2月2日 10時

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