Contract love ～偽装恋愛～ 15 (ページ11)

今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:210,453 hit

思い出の歌ページ11

紫耀を見送り、
部屋の掃除や洗濯などを済ませて、
お昼過ぎに岸君と神宮寺君を迎えにジムへ行く。
今日は、
午前中の稽古へ斉藤マネージャーが2人を連れて行って、それからジムへ送ってくれていた。
私は、そんな2人の迎えに行くことになっている。

ジムへ着き、
フロアへ行くと、
汗だくでマシンに座っている2人を発見。

A「おはよう。」

神宮寺「あっ！おはようAさん。」

岸「おはようっす！うー！フー。あっちいー」

A「もうだいぶんやってるの？」

岸「うん。もう今日はこの辺でいいかな。この後の収録に響くからね。」

神宮寺「俺もうヘトヘト。Aさんは？今日はしないの？」

A「うん…今日はいいかな。笑」

寝不足で、
今日は無理。

岸「あー、やっぱ、俺あと少し、あれだけしてきていいっすか？」

指差した先には、
ベンチプレス…
凄いな…

A「いいけど、大丈夫？」

神宮寺「がんばれー。俺は休んどくから。」

岸「これを越えれば筋肉が良い感じになるんで！」

そういうと、
胸を叩いて、
笑顔で行ってしまった。
とりあえず、時間もまだ余裕あるし、
休憩所で座って待っていよう。
そう思って待っていると、
シャワーを浴びた神宮寺君が、
やってきて、
隣に座った。

神宮寺「またその歌歌ってるね？」

A「えっ？あー、うん。ついね。」

神宮寺「俺もよく聴いてるんだ。あー、でも今は別の曲がお気に入りなんだけどね。」

そう言って、
歌い出した。
この歌か…
元カレとの思い出の歌だった。