検索窓
今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:196,865 hit

ウインク ページ5

一瞬気まずくなった車内だったけど、
すぐに、たわいもない会話を交わしながら、
撮影スタジオに着いた。

車を停めて、
降りようとした時に、
ある事を思い出した。

A「あっ、待って?」

紫耀「何?」

A「今日、目の調子悪いの?」

紫耀「ううん平気。なんで?」

A「そう?さっきスタジオ入る前に、目をギュッてさせて、何だか辛そうだったから。朝早かったから、コンタクトが乾くのかもね?目薬買ってこようか?」

紫耀「あー、あれね。あれは、ウインクなんだけど。一応、俺だけ見ててねっていう合図のつもりだったの。」

まさかのそんな合図だったなんて。笑

A「そうだったの?ごめんね、気付かなかった。笑」

紫耀「いや、俺もウインク出来ないのすっかり忘れて合図してた。」

A「アハハ。何それ。笑」

紫耀らしいな。笑

車を降りて話しながら、歩く。

A「出来ないんだ?ウインク。でも、アイドルには必須でしょ?」

紫耀「そうなんだよ。よく撮影でもウインク下さいとか言われるんだよ。でも、出来ないもんは出来ない。頑張っても両目瞑ってて、結局その写真はボツ。笑」

A「アハハ。それは困ったね。それじゃあ、ウインクの練習しなきゃ。」

紫耀「練習したら、出来るかな?」

A「どうだろ?…分かんない。笑」

紫耀「ひでー!適当。笑」

笑いながら歩いていると、
正面からスタッフさんが歩いて来た。

A「おはようございます。本日もよろしくお願いします。」

紫耀「おはようございます。よろしくお願いします。」

スタッフ「おはようございます。あれ?マネージャーさん代わられたんですか?」

A「いえいえ。今日だけ池田の代わりに付きます、田中と申します。はじめまして。よろしくお願いいたします。」

スタッフ「そうなんですね。あっ、山崎です。こちらこそよろしくお願います。」

紫耀「山崎さん、みんなは?」

山崎「あー、今休憩中ですよ。」

紫耀「そうなんですね。ありがとうございます。」

A「では、失礼します。」

監督→←優しい時間



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (252 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
509人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン
感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひろみ | 作成日時:2019年11月24日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。