ウインク ページ5
一瞬気まずくなった車内だったけど、
すぐに、たわいもない会話を交わしながら、
撮影スタジオに着いた。
車を停めて、
降りようとした時に、
ある事を思い出した。
A「あっ、待って?」
紫耀「何?」
A「今日、目の調子悪いの?」
紫耀「ううん平気。なんで?」
A「そう?さっきスタジオ入る前に、目をギュッてさせて、何だか辛そうだったから。朝早かったから、コンタクトが乾くのかもね?目薬買ってこようか?」
紫耀「あー、あれね。あれは、ウインクなんだけど。一応、俺だけ見ててねっていう合図のつもりだったの。」
まさかのそんな合図だったなんて。笑
A「そうだったの?ごめんね、気付かなかった。笑」
紫耀「いや、俺もウインク出来ないのすっかり忘れて合図してた。」
A「アハハ。何それ。笑」
紫耀らしいな。笑
車を降りて話しながら、歩く。
A「出来ないんだ?ウインク。でも、アイドルには必須でしょ?」
紫耀「そうなんだよ。よく撮影でもウインク下さいとか言われるんだよ。でも、出来ないもんは出来ない。頑張っても両目瞑ってて、結局その写真はボツ。笑」
A「アハハ。それは困ったね。それじゃあ、ウインクの練習しなきゃ。」
紫耀「練習したら、出来るかな?」
A「どうだろ?…分かんない。笑」
紫耀「ひでー!適当。笑」
笑いながら歩いていると、
正面からスタッフさんが歩いて来た。
A「おはようございます。本日もよろしくお願いします。」
紫耀「おはようございます。よろしくお願いします。」
スタッフ「おはようございます。あれ?マネージャーさん代わられたんですか?」
A「いえいえ。今日だけ池田の代わりに付きます、田中と申します。はじめまして。よろしくお願いいたします。」
スタッフ「そうなんですね。あっ、山崎です。こちらこそよろしくお願います。」
紫耀「山崎さん、みんなは?」
山崎「あー、今休憩中ですよ。」
紫耀「そうなんですね。ありがとうございます。」
A「では、失礼します。」
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作者名:ひろみ | 作成日時:2019年11月24日 0時