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紫耀side 思った事もない事 ページ17

そろそろお開きってモード。
明日もまた朝から仕事だしね。
って言っても、
みんなでダンスレッスンや取材なんだけど。

高橋「みんな、今日は俺の為にありがとうございました!」

永瀬「今度飲み行こな。」

ん?
あっ!

紫耀「あっ!忘れるとこだった!」

神宮寺「何?どうしたの?」

Aから預かってたワイン、
渡すの忘れるところだった。
危ない、危ない。

紫耀「はい、これ。Aからね。」

ワインを渡した。

高橋「わー!Aちゃん、ありがとうー!」

紫耀「うん。伝えとく。」

岸「何か今のいいね。」

ニヤニヤしながら、
岸君がそんな事を言う。

永瀬「そやな。そんなん言ってみたいわー。俺の女にみたいなセリフ。」

冷やかされても、
なんとも思わないし、
それどころか、
嬉しかったりする。
あー早くAに会いたいな。

永瀬「Aちゃんの事考えてるんやろ?」

紫耀「何で分かったの?」

何でバレたんだろ?

永瀬「顔に書いてあるって、こう言う顔の事やんなー。笑」

高橋「さっきまで一緒にいても、そんなに会いたいの?」

紫耀「うん。」

当たり前でしょ?

岸「凄いわ。即答だもん。」

永瀬「でもさ、ここだけの話、少し自分の時間欲しいとか思わへんの?」

紫耀「うん、思わない。思った事もない。」

永瀬「凄いな。普通、そろそろ慣れが出て、飽きてきたりする時期なんやないの?」

紫耀「あり得ない。むしろ、愛は深まる一方だし。底無しに好きだもん。」

高橋「今の、Aちゃんに聞かせてあげたいね?」

岸「あっ、じゃあ明日俺が伝えとくよ。任せて!」

親指立てて、
ウインクなんてしながら、
そんな事を言うけど、
岸君からって…
ってか、なんか嫌。笑

紫耀「いや、やめて?ってか、今日似たような事伝えたばっかりだし。大丈夫。間に合ってる。笑」

永瀬「結局惚気やん。笑」

神宮寺「嫌んなっちゃうな。帰ろうぜ。」

岸「だな。笑」

高橋「帰ろう、帰ろう。」

4人共そんな風な小芝居を。

紫耀「待てよー。」

高橋「幸せ者は置いていきまーす。笑」

みんなそう言いながらも、
俺とAの絶対的味方でいてくれる。
感謝してもしきれないな。
みんなでタクシーを待つ間、

紫耀「みんなありがとう。」

永瀬「は?急にどないしたん?」

高橋「そうだよ。それ俺が今から去り際にカッコよく言うやつ!」

紫耀「そっかごめん。笑」

この夜は、
みんなが揃って、
大笑いして、
楽しい時間となった。

彼の不安→←紫耀side 楽しい夜



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作者名:ひろみ | 作成日時:2019年11月24日 0時

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