Contract love ～偽装恋愛～ 9 (ページ50)

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絆ページ50

それから、ジュニアの頃の話や、
紫耀との話、メンバーの話など、
たくさん聞かせてくれた。

A「あっ、もうすぐだね？チャンネル変えなきゃ。」

岩橋「本当だ。」

次はカウントダウンが始まる。

始まるとすぐに、
まさかのKing & Princeからのスタート。

岩橋「おー始まった！ってか、トップバッター？凄いじゃん。」

A「そうだね。ビックリしちゃった。」

やっぱり、キラキラしているな。
本当にこの人が私の彼氏なのかな？
そんな気になっちゃうぐらい、
テレビの中の彼は、キラキラして、
スターそのものだった。
私はそんな事を思いながら、
玄樹君は、別の思いがあったみたいで…

岩橋「みんな頑張ってるな。凄いな…」

A「うん。でも、玄樹君も頑張ってるじゃない。それに、こんな風にちゃんとみんなの事を観てあげてるし。みんなを見てると、仲間っていいなって思うの。今は、玄樹君は少しだけみんなに支えてもらってるかもしれないけど、今度は玄樹君やメンバーが、また違う子を支えてあげるんだろうなって…。人間なんだから、みんながみんないい状態な訳ではいられないんだから。怪我をしたり、風邪を引いたり、イライラする日もあったり、落ち込む日があったり…。そんな風になっても、みんなで支えていくんだろうね。それでいいんじゃない？King & Princeは、それができる絆があるんだろうなって思うよ？って、偉そうにごめんね？」

岩橋「ううん。Aちゃん…、ありがとう…。」

そう言って、下を向いた玄樹君。
1人になりたいよね？

A「まだ、この後も紫耀の出番あるかもしれないよね？今のうちにお手洗いに行ってくるね？笑」

サッと立ち上がり、トイレへ。
紫耀が帰って来たら、すぐにお風呂に入れるように、洗面所でお風呂の準備をしながら、
時計を見ると、日付けが変わる3分前だった。

大人になっても、この瞬間っていうのは、
ドキドキ、ワクワクするんだよな。