Contract love ～偽装恋愛～ 9 (ページ45)

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一緒にページ45

人の流れから逸れて、
携帯をバッグから取り出してみると、
着信の相手は、玄樹君だった。

A「もしもし？」

岩橋「あっ！お疲れ様ー。仕事中だった？」

A「ううん。今日は定時に上がって、今帰る途中だよ？」

岩橋「そっかぁ。ねぇ？これから真っ直ぐ帰る？」

A「うん。今日はテレビ観なきゃだし。笑」

岩橋「だよね？ねぇ？一緒に観ない？」

A「えっ？一緒に？いいの？」

岩橋「うん。お互い1人で観るなら、一緒に観た方が楽しくない？」

そうだね。
それに、今日という日に玄樹君どんな気持ちでいるんだろう…
って、実は気になってたの。

A「うん！そうしよ！」

じゃあ、少ししたら、そっち行くねと言われ、
電話が切れた。

帰りの電車の中で、
紫耀へLINEを入れる。

お疲れ様。
紅白とカウコン、
玄樹君と一緒に観る事にしたよ。
実は、どんな気持ちでいるのかなって気になってたの…
だから、玄樹君から、
一緒に観ない？って連絡くれて良かったなって…。
テレビの前で応援してるね？

すると、直ぐに既読になり、返事が来た。

お疲れー。
俺の所にも、玄樹から連絡あったよ。
俺の許可無しじゃ家に上がれないからって。笑
で、許可したから。
俺も気になってたしね。
だから、良かったよ。
玄樹の事よろしく頼むね？
俺だけ観ててね？
じゃあ、頑張ってきまーす！
愛してるよー

A「…フフ。あっ…」
ここが電車内だと忘れてた…

電車を降り、
途中のスーパーで買い物をして、
タクシーで帰った。

家に着き、
買ってきた物を冷蔵庫に入れながら、

A「あっ！テレビ付けなきゃ！」

もう始まってた…
あれ？何番目に出てくるんだろう？
えっ？もう出たとかないよね？
携帯をバッグから取り出し、
調べようとしていたら、チャイムが鳴った。
玄樹君だ！