またなの？ ページ30
午後から劇場へ移動する。
主任の運転する車で、
中村さんと一緒に移動する。
眠いな…
窓の外の景色を見ながら、
ぼんやり。
中村さん「…Aちゃん？Aちゃん？」
遠くから呼ばれる声で、自分が寝てしまっていた事を知る。
A「…えっ？」
中村さん「あっ起きた？着いたわよ？笑」
A「すみません！」
慌てて車から降りて、中村さんと劇場の中へ。
主任は、急いでいるらしく、
先に行ったらしい。
A「本当にすみません…」
中村さん「いいの、いいの。寝不足なの？」
A「はい…。」
中村さん「あら！笑」
ニヤニヤする中村さん。笑
A「違いますからね？」
中村さん「なんだー。笑」
そんな話をしながら、
廊下を歩いていると、
主任「あっ！起きた？笑」
A「はい。すみません…」
主任「いいって、いいって。それより、頼みたい事があるんだけど…。あっ、中村さんは、いつものやつ、お願いします。」
中村さん「はーい。了解です。じゃあね、Aちゃん。」
A「あっ、はい。…それで、頼みたい事って何ですか？」
主任「あー、うん。また運転お願い出来る？急に決まって。でも、今ちょうど人手が無いらしくて…。俺はここ抜けられないし…」
A「もちろん、いいですよ？」
主任「良かったー。ちょっと待っててもらえる？」
そして、スタッフさんに電話をかけ始めた。
それにしても、運転ってどこに？
一体何するんだろう？
主任「ごめん、お待たせ。じゃあ、これが車の鍵ね？またこの前と同じ車だから。」
A「えっ？って言うことは…。もしかして…。」
主任「流石、分かった？今回も、キンプリの送迎よろしくね？笑」
…やっぱり。
またなの？
A「…はい。」
主任によると、
雑誌の撮影らしい。
急に今日に決まったらしくて、
その送迎をとの事だった。
またか…
またマネージャー代理…
まぁ、いいんだけど。
それにしても、
免許を持っている人少なすぎない？
私がダメだったら、一体どうするんだろうか…
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2019年3月12日 16時
