Contract love ～偽装恋愛～ 9 (ページ18)

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どうしたってページ18

主張しているそれを口に含むと、
私の髪を撫でながら、
感じている声が聞こえる。
激しく吸い付きながら、果てるまで続けた。

それが終わると、

床にずり落ちるように座り込み、

紫耀「…マジか…。堪んないんだけど。」

A「楽になった？」

紫耀「…うん。ヤバい。…気持ち良すぎる。立てないもん。」

A「フフフ。可愛い。笑」

頭をナデナデする。

紫耀「女の子の日が終わったら、何倍にもして返すからね？」

…えっ？

A「いいよ。遠慮…」
紫耀「させませーん！」

遠慮しますと言わせても貰えなかった。笑

A「フフフ。」

紫耀「あー、ヤバい。まだ立てないんだけど。」

A「アハハハ。」

向かい合わせで笑っていると、

紫耀「おいで？」

腕を捕まれ、隣に来るように言われた。
紫耀の隣に移動して、
同じように壁にもたれかかって座り、
腕を絡める。

A「ねぇ？」

紫耀「うん？」

A「私ね、紫耀の事が本当に大好きなんだって改めて思い知ったの。自分が思っているよりも、もっと大好きだったんだって、今回の事で気付いたの。1人でいても、考えるのは紫耀の事ばかりだったし。会いたくて、触れたくて、寂しかった…。」

紫耀「そっか。それは何かめっちゃ嬉しいけど、でも、もう家出とかはやめて欲しいな。笑」

A「そうだね。ごめんね？」

些細な事で家を出て、
離れている時間に、
こんな風に考え、
思い知れたのは良かったかもしれないけど、
でも、私達には、
離れている時間なんて無駄だよね？
だって、
どうしたって離れられないんだから…
強がって、意地張って、心配して欲しくて…
っていう、そんな無駄な時間より、
喧嘩しても側にいたいよ。