名前を呼ぶ ページ44
見つめられる目が熱い…
「…ヤバイ。余裕ない。」
「…好きにして？」
そう言うと、首に、胸元にキスが降りていき、手が胸に…
あなたの手に包まれ、形を変えられ、舌で遊ばれ、
自然と女の私が目覚める。
更に手と指と唇、舌で下に下に移動され、忘れていたと思っていた感覚が呼び戻された。
「…あっ、いや、、ダメ。イクっ…、あっ、あっ、あん！はぁ、はぁ、はぁ…」
「可愛い。笑」
そう言って、満足そうに私にキスをして、
「…いい？」
「…うん。」
彼が侵入して来た。
物凄く熱く、キツく、私の中いっぱいに彼を感じた。
何度も名前を呼ばれ、好きだと言ってくれる。
「はぁ、あー、ヤバイ…。マジで気持ちいい…はぁ、はぁ、はぁ…」
「…はぁ、はぁ、あっ、あんっ…、はぁ…、はぁ、あっ」
答えることも出来ないほど、頭がおかしくなりそうな程感じてしまっている私。
どんどん乱れていく…
呼び戻された女の私が、もっと、もっととあなたを離さない…
「あっ、ヤバイ、うっ、イク！あー！A！」
「あっ、あんっ！！あっ、あっ、はぁ、はぁ」
私がイッたのを確認して、彼もイッた。
私の上に倒れ込んで、
「…A、好きだよ。」
そう言って、乱れた髪を直してくれながらキスをしてくれた。
「…うん…。」
うん。としかまた答えられないけど、気持ちが伝わってくれればと思い、私からもキスを求めた。
散らばった服を着て、2人で横になる。
「…ねぇ？紫耀？」
あなたの方へ体を向けながら、名前を呼んだ。
「…えっ？今、名前…」
「…うん。紫耀？」
「めちゃくちゃ嬉しい…。何？」
こんな事ぐらいで、そんなに喜んでくれるの？
名前を呼びたくなったの。
これからは、好きと言えないけど、名前は呼んでもいいかな…
今までごめんね。
「…気持ち良かったよ。私もちゃんとまだ女だったんだなって…」
「なっ！本当に？ってか、そんな感想言ってくれるの？俺、満足させてあげれてた？Aは、めっちゃくちゃ女だって。俺、必死だったもん…。」
「…うん。私も必死だったよ。笑」
「…あー、もうこれでついに、Aの虜だー。」
「虜？笑」
「そう、もう身も心も虜です。」
そう言って、抱き締められ眠りに着いた。
幸せな夜だった…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1446人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひろみ
| 作成日時：2018年11月18日 22時
