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紫耀「俺、Aを信じてるから…仕事やもんな。頑張ってな。」
A「ありがとう」
紫耀「帰したくなーい!どないしよー。」
A「そうだね。もっと一緒に居たい…。」
紫耀「そう思ってくれてるだけで、今日は充分や。明日も撮影やもんな。部屋まで送ってくわ。」
A「そんないいよー。このまま帰って?」
紫耀「あかんって。大事にするって言ったやろ?」
A「ありがとう。お願いします。」
紫耀「ほな、行こか。」
私の部屋の前にて…。
A「今日もありがとう。」
紫耀「こっちこそ。今日は2人の大事な日、記念日だね。俺、本当に夢みたいな日やったわ。」
A「私の方こそ。フフッ。彼氏が出来ちゃった。」
紫耀「俺も彼女が出来たんやで!絶対、その人の事離さへんねん。」
A「すごいですねー。その彼女さん誰でしょう?幸せ者ですねー。」
チュッ。
紫耀「この人でーす!」
A「もう…。恥」
私は、部屋の鍵を開けて、紫耀君を玄関の中に引き入れた。
ドアがゆっくりと閉まって行くのと同時に、彼の首に両手を伸ばし、自分から紫耀君にキスをした。
すぐに深いキス。
紫耀「…ッッ!」
Aから初めてのキスがこんな積極的で…。本当、俺彼女にどんどんハマって行く…。
すごい…。上手いし…。エ ロ い。
男としてはちょっと複雑で…。誰が教えたんだろとか醜い嫉妬心が顔を出す…。
嫉妬心をかき消すように、Aを壁に押し当てて、キスを続けた。
A「ンンッアッ…。」
キスは続く…。あー。どうしよう…。私…。
紫耀「もう…どないしてくれるん?」
A「だって…。キスしたかったんだもん…。」
紫耀「あー!俺の彼女可愛すぎてヤバイんですけどー!」
A「フフッ。」
紫耀「今日はしないからな‼笑 俺は耐えてみせるぞ。…このままやとヤバイしそろそろ行くわ。」
A「うん…またね。」
紫耀「じゃな。また連絡するから。」
A「気をつけてね。おやすみなさい。」
紫耀「おやすみ」
そっと抱きしめて、帰って行った。
今日は、7月○日。付き合い記念日。キス記念日。とっても大事な日になったな。
これからも、たくさん記念日が増えていくんだろうなぁ…。
ずっと一緒にいれますように…。
願いを込めて、スケジュール帳に付き合い記念日と書き込んだ。
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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年8月16日 18時