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紫耀「…。ごめん。正直今テンパってる。どないしたらいいねん…。」

ハンドルに置いた両手におデコを付けて辛そうな表情…

紫耀「聞いてもいい?」

A「うん…」

紫耀「いつから、いつまで付き合ってたん?」

A「3年前から2年間…」

紫耀「長いな…。ハァー。」
また辛そうな表情。泣いてる?

A「もう…」
もうこれ以上は、あなたが悲しそうな顔するから私も辛いって、知る必要無いって言おうとしたけど、

紫耀「あかん、聞いとかな。もう今後は聞きたくないねんから今、全部聞く。」

紫耀「どっちから?」

A「彼から。」

紫耀「何で恋愛が怖くなったん?2年付き合ったって事は、上手く行ってたんとちゃうの?」

A「流される形で始まったから、好きになるタイミングがよく分からなくて…。私はちゃんと好きだって思ってたんだけど、私が彼の事をちゃんと好きだって安心させてあげられなかったから、浮気されたの…。でも、上手くいって無かったのは分かってたから、浮気されたからって言うか、私が自分の気持ちに気付いてしまって、別れた…。そしたら、何か虚しくなって、私は、サイテーだって思ったの。2年間何だったんだろ?どこで間違えたんだろ?ってすごく悩んだ…。だから、恋愛はもういいやって思うようになってたの。」

紫耀「そうやったん…。話してくれてありがと。でも、俺の事好きって言ってくれたやん?もう怖くないの?恋愛。俺、メッチャ恋愛したいタイプやで?」

A「うん怖くない。だって、紫耀くんの事、心から好きって言えたの。言いたい!って思ったの。好きが溢れて言わずには居られなかった。…彼と上手く行かなくてなった原因は私から好きって言ったことが無かったからだと思うの。彼にもいつも責められてたし…!でも、紫耀君には言えたの!…好き。泣」

紫耀「分かったから泣くなって。嬉し過ぎて、今度こそ心臓がヤバイ…」

優しく抱きしめてくれる。
本当だ。すっごくドキドキ鳴ってる…

紫耀「Aって呼んでいい?」

A「うん。」

抱きしめてた腕をそっと緩めて、覗き込みながら、

紫耀「A、俺と付き合って下さい。」

A「はい。」

バッとまた強く抱きしめられて、

紫耀「夢みたいや…ホンマ大事にするから。俺の愛を存分に受け取ってな!」

A「うん‼大好き‼紫耀君。よろしくね。」

紫耀「また、そんな可愛い事を…あかんって…俺…」

紫耀「A…」

あっ、来る…。

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年8月16日 18時

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