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翌日朝から撮影。少し撮り終わって、待ち時間。
また朝から紫耀君からLINE来てたな。
今日も好きですって。フフッ。
マネ「そういえば、昨日の写真、竹内さんがインスタに上げたら凄い反響なんだってよー。放送前から話題独占だってスゴイ事なってるぞ。ただな、竹内さんが付けてるコメントがな…、[俺だけの人だったら…]って。意味深だからまた騒がれてるんだよ。プロデューサーと監督と話したんだけど、竹内さんに聞いたら、切ないドラマ内容で智也は素直になれないので、インスタでは智也の素直な心の声をお届けするってどうですか?って相談あったらしくて、面白い!って監督とプロデューサーがノリノリでさ…。お前の話聞いてる俺としては、何か誰かさんに向けて挑発してるみたいに感じるんだがな。」
A「そうなんだね。話題になればドラマにもいい影響あるから、プロデューサーも監督も了承したんだろうし、私は何も言えないしな。紫耀君も気にしないよ。」
マネ「そうだな。ドラマは、成功しそうだしな。」
紫耀side
永瀬「そういや、Aさんの事、ちゃんと玄樹に話した?」
紫耀「いや…。まだ何も話してないねん…。どないしよ。」
実は、俺がAさんの事を詳しく知るようになったのは、玄樹が大ファンやったから。
俺も綺麗な人だなとは思ってたんけど、特にそれ以上は何も思ってなかったんや。でも、プライベートでよく玄樹とは遊ぶから、その時にファンだって聞いてたし、遠出の時は車の中で観ながら行こうって言って、歌手としてのAさんのDVDを観たりもしてた。セクシーな踊りもされてて、でも歌もすごくて。でも、ある日俺はバラードを歌ってるAさんに釘付けになってもうたんや。目が離せなくなってた。
それからやな、夢にも見るようになったのは。
でも、玄樹には何でか後ろめたい感じがして、何も言う事が出来へんかった。
でも、流石にAさんとの事言わないとな…。
ファーストコンサートが決まり、打ち合わせやダンスや歌のレッスンで今日は楽屋でメンバーと過ごしていると、休憩時間に急に玄樹が俺のとこに来た。
岩橋「何か嫌だよー。何なんだよ。紫耀、見てよ。」
携帯を除くと、竹内さんのインスタだった。その写真は、Aさんの肩を抱いて仲良さそうに寄り添う2人の写真だった…。しかも学生。可愛いな。玄樹、俺もムリだよ…。
岩橋「チョット距離近いよねー?しかも、ここ見て?[俺だけの人だったら…]って。」
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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年8月16日 18時