私たちの恋愛 (ページ27)

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紫耀「…」

A「…」
どうしよう…。怒ったかな？そうだよね。

A「あの…ごめ…」
言い終わる前に、

紫耀「嬉しい！！噛み締めてた！！」

A「えっ？嬉しいの？宣戦布告が？」
えーどういう事ー？

紫耀「あっ！ちゃうねん。好きなりそうな人って、俺の事やろ？ちゃんと言ってくれたんやって思ったら、嬉しくて…。宣戦布告は、すっ飛んで行ってたわ。」

A「あっ、そういう事…。」

紫耀「そうやでー。俺にとっては、ちゃんとAさんの心に俺がおって、好きになりそうな事も話してくれたってのが重要なんやって。宣戦布告とか、そんなんAさんを彼女にしたいって思ってる時点で覚悟の上や！想定内やねん！だけんそこは驚く事でもないねん。」

A「そ、そうなんだね…。凄いねなんか。」

紫耀「俺の想いと決意を舐めたらあかんよ！」

A「ありがとう」

紫耀「Aさん、逢いたい…」

A「うん。」

紫耀「行ってもいい？顔見たら帰るから。少しだけ。」

A「待ってるね。部屋番号は〇〇〇〇だから。」

…ピンポーン。

A「はい。エレベーターで○階まで上がって来てね。」

部屋のチャイムが鳴る。
ガチャッ。
そっとドアを開けると、紫耀君が立っている。
すると、腕を引き寄せられて、抱きしめられた。

紫耀「Aさん…。」

A「紫耀君…。」

しばらくキツく抱きしめられていた。

紫耀「ごめん。」

A「謝らないで…。入って？どうぞ？」

紫耀「いや、帰るわ。俺我慢出来る自信ない…。Aさんの事、ちゃんと大事にしたいから。帰るね。おやすみ。」

A「ありがとう。来てくれて嬉しかった。じゃあまたね。気を付けてね。おやすみなさい。」

まだ一緒に居たかったな。でも、私の事を大事にって気持ちがとても嬉しかった。紫耀君にどんどん惹かれて行っているのが分かるの。もう、間違いなく好きだと思う。
次会ったら、好きだって言ってしまうと思う。
でも、智の事話してないし、話してそれで紫耀君がどう思うか…。怖いけど、ちゃんと話をしなきゃな。

紫耀side

危なかったー！マジで間一髪ってとこやったわ…。
お風呂上がりだったんだろうな。めっちゃいい匂いするし、スッピンで少し幼く感じる顔も、部屋着も破壊力半端ないって！あと少しでも抱きしめてたら、我慢出来へんやったな。しかも、部屋に上がった日には…自分で自分を止めれる自信がない…！よく耐えたぞ俺。