検索窓
今日:5 hit、昨日:14 hit、合計:373,879 hit

19 ページ20

A「…紫耀君。ストレートに気持ちを話してくれたから、私も言うね。今日ね、スチール撮影で竹内涼真君と抱き合うポーズで撮ったの。その時、ドキドキしたの…。これから、撮影が始まったら、もっとドキドキしたりすると思う。やっぱり役に入らないと演じれないから。それでも、プライベートでの私は今、紫耀君にドキドキしてるの。そんな女なの。それでも大丈夫?」

紫耀「俺が好きなんですから大丈夫です。」

A「そんなに悲しそうな顔で、無理して笑わないで…。」

紫耀「はぁ…。すいません。……あの!抱きしめたいです。」

A「えっ?いきなりだねまた。」

紫耀「ドキドキの上書きしたいんです。」

A「うッッ」
うんいいよって言う前に、強い力で引き寄せられ抱きしめられた。
片手は首の後ろ、髪の毛の中に通すように引き寄せられ、もう片方は背中から腰に掛けて力強く抱きしめられてる。
顔を私の肩に埋めて来た。私も、両手を紫耀君の背中に回して、抱きしめ返す。

紫耀「Aさん…好きです。」

顔を埋めたまま紫耀君が話すから、身体が熱くなってしまう。
ドキドキが止まらない…

でも臆病な私はまだ紫耀君の胸に飛び込んで好きだとは言えない…。

A「紫耀君…。」
それ以上何も言えなかった…。ごめんなさい。もう少し時間を下さい。

すると、紫耀君はゆっくりと、下を向いたまま私から離れた。

紫耀「撮影前に遅くまですいません。また会ってもらえますか?」

A「もちろん。また会いたい…。」

紫耀「ヤバイ…。そんな目で見つめられながら、そんなこと言われたら、俺…。」

紫耀「あー!ヤバイので、早くどうぞお願いします。お帰りになって下さい。」

A「分かった。笑 じゃあ、またね。おやすみー。」

家に着いた。私もあのままだと危なかった…。
そんな軽い女じゃないのに、本当に危ないとこだった。そこら辺を、ちゃんと考えてくれる紫耀君に、また好きが増えたな。

紫耀君、うち着いたかな?LINEしようかなー。

〔今日はどうもありがとう。無事に着きましたか?おやすみなさい。〕

紫耀も家に着いた。あっLINEだ。
思わずニヤける顔。

〔今着きました。こちらこそホンマにありがとうございました。明日も大好きです。撮影頑張って下さい。おやすみなさい。〕

あっ、紫耀君から返事だ。
明日も大好きですって…恥
本当にストレートな人だな。

20→←18



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (110 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
652人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひろみ | 作成日時:2018年8月16日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。