２８話 デゥーク国の地下牢 ページ30
pkt《っっ！？はぁ、そっか、Aだもんね…。もう、Aには敵わないや…ってか、早く移動しなきゃだよ！見回りの兵がきてる。》
『はぁ〜い』
順番は、右、左、前、前、右、前………(以下省略)のはず…。
ここかな？
うん、鉄の扉だ。入ろう。
pkt《そう、そこだよ。一番下まで降りて。他にも捕まってるひとがいるけど、今は無視してね。クラレ先生の救出が第一優先だから。》
『もう、こどもじゃないんだから、そんくらいわかるよ。』
pkt《Aは優しいから、助けちゃうんじゃないかと思って。》
そう思ってたのか…。
僕は嬉しいぞ…！
pkt《え、反応ないんだけど怖》
『ごめん今感動してた。』
pkt《いや何に？》
いや…うん。
とまぁ、小声でおしゃべりしていたら、いつのまにか一番下の階に到着した。
臭い。
薬品の匂いもするが、ここより上の階では、血生臭い、何かが腐ったような匂いもした。
拷問でも受けて、放置されたのだろうか。
クラレ先生を誘拐するだけでなく、罪人とはいえ人間をこんな不衛生なところに放置しておくなんて、と思った。
いくら俺、いや僕でも血とかは汚いし、ちゃんと掃除させるか自分でするね。
やはりこの国は滅ぶべきだと強く思った。
pkt《左右に道が分かれてるけど、左に行ってね。そこの突き当たりを右に曲がったら、明かりが見えるはず。そこに、居るよ。》
『はいよ〜』
でも、その前に…
衛兵がいるから、気配を消して忍びより、拘束する。
『こんばんは。そして、さよーなら。』
そう言って僕は衛兵の首を掻っ切った。
人を殺すのは随分と久し振りだった。
衛兵は声もあげられずに死んだ。
モットコロシタクナイ？
あぁ、アサシンドールサンね。
うざいな、こんな事には無視に限る。
今はクラレ先生を助けるんだから。
地下牢は意外と広く、明かりが中々見つからない。
『ピクト、こっちで合ってるよね？』
pkt《うん、合ってるよ。ただ、もう少し先に居る。》
少し緊迫した状況だからか、とてもピリピリとした空気だ。
ピクトの方も緊張しているのだろう。
あ、あれか、あの光だ！
やっと、遠くの方に明かりを認知できた。
『ピクト、あれだよね！あの光がピクトの言っていた明かりだよねぇ！』
pkt《僕はAの視界が見えないけど、多分合ってるよ！》
この際、足音だとか、防犯カメラの死角を通ろうなんて事も気に入らなかった。
自分のせいで苦しめ、探していたクラレ先生がそこに居るだけで嬉しかった。
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あずきいろ
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ラーク(プロフ) - 烏。さん» 了解です！少し時間がかかるかもしれませんが、必ずかきますので、お楽しみに！！！ (2021年8月20日 1時) (
レス) id: 448d431ad9 (このIDを非表示/違反報告)
烏。 - それではリクエストです。私のこんなリクエストは無視しても構いませんので、夢主ちゃんが敵国に囚われちゃう系のお話が読みたいです！こんなざっくりなので本当に無視でも構いません。更新、無理のないように頑張って下さい！応援しています!! (2021年8月19日 8時) (レス) id: 15e3c11d86 (このIDを非表示/違反報告)
ラーク(プロフ) - リクエストは無期限なのでいつでも募集してますよ！アサシンドールの区切りがついたらアフターストーリーなどを書こうと思っているので、教えてくれたら嬉しいです！考えてくださり、ありがとうございます！！！ (2021年8月13日 12時) (レス) id: 15d1b79d89 (このIDを非表示/違反報告)
烏。 - まだリクエストって募集してますか？…私のリクエストが役に立てるか分かりませんが、一応、やって欲しいことが思いついたので…もう、このアサシンドールの区切りがついたら完結するようでしたら、もしかしたら役に立たないかもしれませんが…お願いします。 (2021年8月12日 10時) (レス) id: 15e3c11d86 (このIDを非表示/違反報告)
ラーク(プロフ) - レルさん» 確かにそうですね！！ご指摘と、読んでくださり、ありがとうございます！もし、リクエスト等ありましたらお気軽に言ってください！！ (2021年7月28日 10時) (レス) id: 15d1b79d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラーク | 作成日時：2020年8月6日 19時
