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「ふふっ、先程は驚かしてしまってすいません。」

「あっいえ、こちらこそ申し訳ないです…。」


さっきの出来事から無事ポアロに入った私。と言っても恥ずかしくなり、一言謝罪してからその場から離れようとした私を引き止め「どうぞ!」と案内してくれたこのイケメン店員のお陰である。

彼は見知らぬ人物にいきなり名前を呼ばれ、尚且つ店の前でウロウロしていた私に対して顔を歪めることはなく、むしろ輝かしい笑顔を浮かべている。天使か。

カウンターに案内された為、その笑顔が近い。うっっ眩しい……



「ご注文は何になさいますか?」

「あっそうでしたすいません!えーっと………」


この店に来た本来の目的を忘れていた私は焦りながらもメニューに目を向ける。

……悩む、悩むなコレは…!!

はっきりいってどれも美味しそうだ。

うーん、と唸っている私を見兼ねてか、彼が


「おすすめはこのハムサンドです!」

とメニューを指さしてきた。……近い、近いですよ安室さん…。

「じゃあそれとアイスカフェラテでお願いします!」

そう言うと彼はどこか嬉しそうに「はい!」と返事して作り始めた。



暇になったのでスマホの画面を開く。すると、時刻がすでに14時を指していて驚く。家を出てからおおよそ1時間もたってたのか…。

どうりで客が私以外居ないわけだ、平日だしこんな時間だしね。

私はそんな静かな雰囲気の心地よさを実感しながらスマホを弄る。

そうしている間に出来たのか、安室さんが料理を持ってきてくれた。


「お待たせしました!」

「ありがとうございます!わ、美味しそう…」

スマホをしまいいただきます、と一言零し、私はハムサンドにかぶりついた。




「は!?美味すぎ!!」

「ふふっ、そう言っていただけて嬉しいです。」

おっといけね、つい目を見開いてしまった。

いやしかしこのハムサンド美味すぎません??こんな美味いものがこの世に存在してるなんて……一体どう作ったらこんな美味しくなるんだ……

「謎……」

そんな私のボソッとつい零れてしまった一言を拾ったのか、安室さんが「そういえば、」と思いついたように口を開く。


「さっきポアロの前に居た時、僕の名前呼んでましたよね?どうして知ってたんですか?僕の記憶が正しければ、初めての御来店ですよね…?」









あ、やっっっべ。

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ののの - いきなり成長した彼wwwちゃんと体戻って良かったね!コナンくん! (10月30日 16時) (レス) @page17 id: 08b089547d (このIDを非表示/違反報告)
何処ぞのオタク - え、え!?!?続きは何処ですかぁぁぁぁぁ!?!?コナンくん...「言質は取ったし...」って!やる手口が!!!w続き楽しみにしてます! (5月5日 14時) (レス) @page17 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^番外編のぬいぬい、楽しくて、ずっと笑ってました^_^可愛かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^応援してます^_^ (2019年1月23日 15時) (レス) id: 15745c69bc (このIDを非表示/違反報告)
美八ノモナカ - 言質は取ったし…と知らぬぬい(あかぬいのところ)がおもしろかったですww吹きました。更新とても楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2018年9月1日 14時) (レス) id: 271d5d9412 (このIDを非表示/違反報告)
しなごん(プロフ) - すごく面白いです!!コナン君との絡みが見てみたいです!!更新がんばってください!! (2018年8月7日 1時) (レス) id: 8d7d8fb0a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:.あや丸 | 作成日時:2018年5月19日 16時

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