番外編 もしも夢主が男だったら ページ17
「Aくん、いつになったら僕との子供を作る気になってくれるんだい?」
「いや一生作る気にならないな」
開始早々なんちゅう会話してんだ俺らは。
目の前には顔を赤らめながら話す安室さん。そう、ここは喫茶ポアロである。
ちょっと遅い昼飯を食いに来たらいつもの如く安室さんがいて、いつもの如く会話をする。
……それがパターン化しててちょっと怖ぇ。
「ふふ、照れちゃって…。そんなAくんも可愛い…抱いて…」
「あ、意外。安室さんなら抱く方だと思ったわ。」
「Aくんのお望みなら!!!僕は攻めにだってなれる!!!」グワッ
「いや遠慮しときます」
―――――――――――
「昴さん、いっつもお裾分けありがとうございます。なんかめちゃくちゃ申し訳ない……!」
「いえいえそんな…僕がしたくてしてる事ですから。気にしないでくださいね?」
めちゃくちゃ爽やかな笑顔で言う昴さんに、少しだけ胸が高鳴った。
…女だったら惚れてたかも。
これが所謂スパダリってやつか???
なんて考えてたら昴さんは真面目な表情に変え、俺に話しかける。
「…ところでAくん、、、いつ僕と結婚して下さるんですか?」
「……はい?」
「僕はもうAくんのお嫁さんになる準備できてますよ。だから結婚したい時いつだって言ってください。ほら、これを。」
そう言って昴さんが出したのは婚姻届である。それも昴さんの方は記入済だ。だがしかし、
「…俺がいつ昴さんと結婚するだなんて言ったっけ。」
「ほら、あとは此処にAくんの名前を記入して印鑑を押すだけですから。」
「無視だと…!?」
――――――――――――――
「僕おっきくなったらA兄ちゃんと結婚する!!」
「えっっっっ……と……」
そう言い、俺の体に抱きつくコナンくん。
……コナンくん、男同士じゃ無理だよ。
って伝えようとしたが無理だった。
だってコナンくん、めちゃくちゃキラキラした目で見てくるんだもん…そんなん言えるわけないだろ!!
「…じゃあおっきくなったらね。」
その頃にはきっと忘れてるだろう、なんて考えていた俺は悲しませないようにと適当に返す。
「うん!!……絶対だよ?」
まさかこの会話が録音されているとは。数年後いきなり成長した彼に、それを理由に迫られるとは思いもしなかった…。
「(言質は取ったし、早く元の体に戻んねぇと…。)」
「(子供って本当に純粋だよなぁ…。)」
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←10
1030人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ののの - いきなり成長した彼wwwちゃんと体戻って良かったね!コナンくん! (10月30日 16時) (レス) @page17 id: 08b089547d (このIDを非表示/違反報告)
何処ぞのオタク - え、え!?!?続きは何処ですかぁぁぁぁぁ!?!?コナンくん...「言質は取ったし...」って!やる手口が!!!w続き楽しみにしてます! (2023年5月5日 14時) (レス) @page17 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^番外編のぬいぬい、楽しくて、ずっと笑ってました^_^可愛かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^応援してます^_^ (2019年1月23日 15時) (レス) id: 15745c69bc (このIDを非表示/違反報告)
美八ノモナカ - 言質は取ったし…と知らぬぬい(あかぬいのところ)がおもしろかったですww吹きました。更新とても楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2018年9月1日 14時) (レス) id: 271d5d9412 (このIDを非表示/違反報告)
しなごん(プロフ) - すごく面白いです!!コナン君との絡みが見てみたいです!!更新がんばってください!! (2018年8月7日 1時) (レス) id: 8d7d8fb0a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:.あや丸 | 作成日時:2018年5月19日 16時