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「さ、上がって下さい。」
「ではお邪魔します。」
うん、全くもって凄いイケメンだ。荷物全部持ってくれてる。凄い。
「ところでAさん、何を作るんですか?」
「あぁ、オムライスと付け合せにコーンスープですかね。」
では手伝いますよ、と買った荷物を冷蔵庫にしまいながら言う昴さん。
「昴さんてほんと善意の塊だよね。んーじゃあ、とりあえず米炊くからそのあいだ玉ねぎとか肉とか切っといて下さい。」
「分かりました」
そう答えるや否や頼んだことを始める昴さんはマジでイケメン(何回言うんだ)
てか手際良くね?何、料理も出来んの?もしかしなくても完璧人間??
てな感じで色々と進めていくこと1時間ちょっと。
目の前には美味しそうなオムライスとコーンスープ。
「うわぁ美味しそう…昴さん、ほとんどやってくれてありがとうそしてごめん。」
「いえいいんですよ、料理は好きですから。じゃあ食べましょうか。……っとその前に」
「?なんですか??」
「お願いがあるんですが……
ここに”昴さん♡”ってケチャップで書いてくれませんか?」
「………はぇ?」
沈黙が流れる。
昴さんがここ、と指したのは言わずもがなオムライス。いや、そんなことはどうでも良い。
「………あんたキャラはどこいった!?!?!?」
「?僕は至って真面目ですが。何か問題が…?」
「大ありだわ!!まって私の中の昴さん像が崩れる…」
あれ、昴さんってイケメンで、それからイケメンで、イケメン……もしかして
「安室透と同類…?」ボソッ
「安室…ポアロの彼の事ですか?知り合いなんですか?」
「えっ怖…じゃなくて昴さん、安室さんの事知ってんの??」
何だろう、安室さんの名前口にしたら急に部屋の温度下がったぞ?いや部屋って言うか昴さんの周りの空気っていうか。それでも表情変わらんから尚怖いんだが。
「そうですね…一応、顔見知りです。ちなみにAさん、彼との関係は?」
「えっ唯の客ですけど。それ以外無くないですか?」
「そう、ですか…。しかし随分と親しげに呼ぶんですね。唯の客でしたら名前及び苗字で呼んだりなんかしませんよね?」
「」
私はこの時察しました。
(アッ……同類だわ、コイツ………)
家にあげたのは失敗だった。そして車に乗せてもらった事については大失敗だった。
そう実感する私であった…………。
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ののの - いきなり成長した彼wwwちゃんと体戻って良かったね!コナンくん! (10月30日 16時) (レス) @page17 id: 08b089547d (このIDを非表示/違反報告)
何処ぞのオタク - え、え!?!?続きは何処ですかぁぁぁぁぁ!?!?コナンくん...「言質は取ったし...」って!やる手口が!!!w続き楽しみにしてます! (2023年5月5日 14時) (レス) @page17 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^番外編のぬいぬい、楽しくて、ずっと笑ってました^_^可愛かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^応援してます^_^ (2019年1月23日 15時) (レス) id: 15745c69bc (このIDを非表示/違反報告)
美八ノモナカ - 言質は取ったし…と知らぬぬい(あかぬいのところ)がおもしろかったですww吹きました。更新とても楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2018年9月1日 14時) (レス) id: 271d5d9412 (このIDを非表示/違反報告)
しなごん(プロフ) - すごく面白いです!!コナン君との絡みが見てみたいです!!更新がんばってください!! (2018年8月7日 1時) (レス) id: 8d7d8fb0a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:.あや丸 | 作成日時:2018年5月19日 16時