4話 ページ6
「カラオケ行こーよ。」
「それっきゃねーな！」
授業を終え放課後となったが、まるで先程のことをすっかり忘れてるかのように賑やかなクラス。様々な声が行き交う中、僕はというと"今朝の事件"についての記事を読んでいた。
"今朝の事件"とは、Mt.レディやシンリンカムイが活躍したものであって、Aちゃんと一緒に見てたけど本当に凄かったなぁ…。
早く帰ってノートにまとめなきゃ＿＿＿＿
そう思った束の間、手に取ったノートが奪われた。誰になんて、言うまでもない。
「話まだ済んでねーぞデク。」
それは、怒りに満ちたかっちゃんであった。
「カツキ何ソレ？」
「"将来の為の…"マジか！？く〜〜〜緑谷〜〜〜〜！！」
「いっ良いだろ、返してよ！！」
そのノートは僕の大切な＿＿＿＿って、
「あーーーー！！？」
ボムッという音がしたかと思えば、それはかっちゃんにノートを爆破された音だった。
今まで以上に酷い仕打ちで、つい「ひどい…！」と正直な心境を口にしてしまう。
恐らく僕がAちゃんに庇って貰ったことを根に持っているのだ。
「一線級のトップヒーローは大抵、学生時から逸話を残している。」
怒っていた顔から真剣な表情に変えたかっちゃんは語り出す。と同時に、爆破した僕のノートをポイっと窓の外に投げ捨てた。
待って、その下はたしか鯉の…
「俺はこの平凡な私立中学から初めて！唯一の！"雄英進学者"っつー"箔"を付けてーのさ。まー完璧主義なわけよ。」
さも当たり前かのように言うかっちゃんに、僕は強い怒りを覚える。…本当にみみっちい。
そう思った瞬間かっちゃんは僕に近づき、肩に手を置き言った。
「つーわけで一応さ、雄英受けるなナードくん。」
僕は言い返そうと思った。がしかし、笑顔で言いながらもそれとは裏腹に、手に力を入れ爆破しかけているかっちゃんを一目見れば、そんな気持ちは一瞬にして消え去った。
要するにびびってしまったのだ。
かっちゃんの取り巻きですら、僕を見て呆れている。…本当に僕は弱い。
情けない、という気持ちに完全に支配された。しかしそんな僕を横目に、かっちゃんは更に酷い言葉を浴びせてくる。
「そんなにヒーローに就きてんなら効率いい方法あるぜ。来世は"個性"が宿ると信じて…屋上からのワンチャンダイブ！！」
「ｯ！！」
「何よ？」
＿＿＿＿＿なんで僕はいつも……。
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.あや丸(プロフ) - アニメをこよなく愛す者さん» コメントありがとうございます！はっきり言ってこの小説は面白くないものだと思っていたので、そう言っていただけて凄く嬉しいです！もう涙が出そうなくらいです…！！更新を停止していましたが、少しずつでも更新しようと思いますので待っていてくださると嬉しいです！ (2017年9月6日 19時) (
レス) id: 5d9ede7d93 (このIDを非表示/違反報告)
アニメをこよなく愛す者 - 続き物凄く気になります､物凄く面白いです!!!更新頑張って下さい､語彙力無くてごめんなさい､頑張って下さい！ (2017年9月5日 14時) (レス) id: 2b08e2305d (このIDを非表示/違反報告)
.あや丸(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！！頑張ります(^o^ゞ (2017年5月2日 6時) (レス) id: 5d9ede7d93 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - すごく面白いです！頑張ってください！！ (2017年5月1日 21時) (レス) id: 175b4c7d43 (このIDを非表示/違反報告)
.あや丸(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです(´；ω；`)頑張ります！！ (2017年4月1日 22時) (レス) id: 5d9ede7d93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あや丸* | 作成日時：2017年3月31日 21時
