11話 ページ13
「そんな…いや、そもそも僕が悪いです！仕事の邪魔して…”無個性”のくせに生意気な事言って…」
「そうさ！！！」
急に声を張り上げたオールマイト。それにつられ、下を向いていた僕の頭が上がった。
「あの場の誰でもない、小心者で”無個性”の君だったから！！私は動かされた！！」
咳き込みながら、僕の方を見てそう言うオールマイトの言葉一つ一つに衝撃を受けた。
目頭が熱くなってきた。僕は何故か、母の言葉を思いだしていた。
――――ごめんねえ出久、ごめんね！！！―――
「君もそうだったんだろう！？」
「………うん………」
彼は言った。
「君はヒーローになれる。」
「へぇ。」
……ん？…………んん？？？
「良かったね、出久。ずっと欲しかった言葉を貰えて。…なんだか私も嬉しいや！！」
「な、Aちゃんんんんん！！！？？」
…最近驚くばかりだな、僕。
僕が見る方向には、大好きなAちゃん。すっごく会いたかったAちゃん。
彼女は夕日に照らされていて、いつもより綺麗な気がした。もちろんいつも綺麗だけど。
…？いつもよりちょっと息が上がっている。もしかして、もしかしてだけど急いで来てくれたのかな！？まって、凄く嬉しい！！！！
「ところで――――」
一人で興奮していた僕は、彼女の声で現実に戻る。
「―――そちらの方は？」
「へぁっ」
ああああそうだった！！！！オールマイトがいたんだった！！
僕はバッとオールマイトの方を見る。すると彼も焦っていたようで、必死に言葉を紡ごうとしている。
「あ、あの、あれさ！！たまたま彼の行動を見ていて！！！彼かっこよかったからさ、つい話しかけてしまったんだ！！！！」
少々たどたどしいが、オールマイトの言ったことに納得したのだろう、Aちゃんが「なるほど、」と口を開いた。
渋っている表情をしているが、そんなAちゃんも凄く可愛い……って何考えてるんだ僕は。
「でも良かった、ほら出久！！やっぱりヒーローになれるんだよ！！！そう言ってくれる人もいるんだしさ、これを期にもっと自信をもちなよ。」
「………うん！！ありがとう、Aちゃん…！！！」
はぁ、好き
そんな笑顔を見せられると、堪らなくなる。
もちろんオールマイトに言われたのは嬉しかったよ。だけど、―――
―――――やっぱりAちゃんが一番だ。
続く (更新停止中)
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.あや丸(プロフ) - アニメをこよなく愛す者さん» コメントありがとうございます！はっきり言ってこの小説は面白くないものだと思っていたので、そう言っていただけて凄く嬉しいです！もう涙が出そうなくらいです…！！更新を停止していましたが、少しずつでも更新しようと思いますので待っていてくださると嬉しいです！ (2017年9月6日 19時) (
レス) id: 5d9ede7d93 (このIDを非表示/違反報告)
アニメをこよなく愛す者 - 続き物凄く気になります､物凄く面白いです!!!更新頑張って下さい､語彙力無くてごめんなさい､頑張って下さい！ (2017年9月5日 14時) (レス) id: 2b08e2305d (このIDを非表示/違反報告)
.あや丸(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！！頑張ります(^o^ゞ (2017年5月2日 6時) (レス) id: 5d9ede7d93 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - すごく面白いです！頑張ってください！！ (2017年5月1日 21時) (レス) id: 175b4c7d43 (このIDを非表示/違反報告)
.あや丸(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです(´；ω；`)頑張ります！！ (2017年4月1日 22時) (レス) id: 5d9ede7d93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あや丸* | 作成日時：2017年3月31日 21時
