糖分取り過ぎ注意報【妖怪ウォッチ】短編集

心配なのだ ぬらりひょん 【ヤンデレ】 ページ4

危険度:★★☆☆☆




やっべぇ寝坊した←





記念すべき一言目がこれである。





って、ふざけてる場合じゃないな。




何を隠そう、今日は妖怪であるぬらりと いろいろな物の買い出しへと出かける約束をしていたのだ。



もう約束の時間に数分すぎている。


今から急いだって、最低でも15分はかかるなぁと思い 彼に連絡(もとい謝罪)をするため、メールを開く私。








しかし、そこで衝撃的なことがあった。




ぬらりからのメール量がヤバイのだ。




そのメール内容はだいたい、「〜分遅れているぞ。」「今どこだ」「何故来ない」等というものだが…




てかなんか186件って書いてあるし、どんだけ送ってんだ。




変に思いつつ、取り敢えず私はぬらりにごめんと謝罪した後 寝坊したこと、あと少し遅れてしまうこと書いた。



一瞬で既読付いたのには驚いた。



そしたらメールに「今からそっちへ行く。」とだけ書いてあって、それからは連絡が来ることはなかった。






＿＿＿＿＿＿＿＿



ぬらりside






待ち合わせの場所でずっと待っていた。


しかし、どれだけ経ってもAは現れなかった。もう約束の時間から数分経っているというのに…


しかもメールの既読が着かない。




…私はAに嫌われたのだろうか。



あぁ、A…私は凄く心配なんだ。






いつ他の輩が手を出すかも分からない。



ましてや私の知らぬ男にとられでもしたら…





なんて考えるだけで息苦しくなる。



それほどまでにAが好きなのだ。




しばらくすると、彼女からメールがきた。



それだけで私の心はAで満たされていく。


…要するに、嬉しいということだ。




送られてきた内容はなんと、遅れるというような事だった。…寝坊したとは、実にAらしい理由で つい口角が上がってしまう。



＿＿＿＿嗚呼、なんて可愛いのだろう…





とは思いつつ Aの遅刻理由なんて知っていたがな、と私はその場から彼女の元へ向かう。





え？…何故知ってたかって？




それは勿論、私とAは四六時中常に一緒にいると言っても過言ではないからな。





水晶に映るAを見ながら


水晶から聞こえるAの声を聞きながら





私はAの元へ向かうのだ。





(お前の事が心配なのだ。)







(貴女は監視されている事に気づかない)





＿＿＿＿＿＿

彼は語る マック【ヤンデレ】→←続き

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