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36話 ページ41

先程の事があってからか、なんか士気(主にケータの)が上がったかのように感じる。

空はすでに橙に染まり、日が暮れ始めてきたが、私達はいまだに情報集めに集中していた。

そろそろ帰路に着いたほうが良いのではないか、と話をきり出そうとした時、近くで誰かの声が聞こえた。

「うわっ!」

「どうしたんですか?ってうわ、でっかい鉄板!!」

すかさず声の元へと駆けつける私達。するとそこには、白衣を着た女性と、でっかい鉄板が存在していた。

その事に若干驚くが、何度もこの光景を目にしてきたからか、さっきよりは驚きが減っていた。

「これはもしかしたら…ゲートから出てきた物かもしれない!」

「ゲート?」

「ケータくん、この人どこかで…」

「だ、大門教授!?どうしてUSAに…?」

…どうやら、ケータ達と顔見知りの女性だったようだ。姓は大門というのだろう。ケータが教授と言っているのだから、きっと頭の利く、研究者か何か…?

私が憶測を立てていると、知らぬ間に話題が私に向いていた。

「ところで、その女の子は?」

「へぁ、わ、私ですか。えーと、」

突然の振りに驚いた私であったが、すかさずケータが入り込み、「俺の彼女です!」なんて事を抜かしたので、すかさず殴っといた…腹を。

そんな光景を見て、大門教授は「本当に仲が良いのね」と一言にまとめてしまうのだから、かなり焦った。

そんなことはおいといて、

「教授の言ってる"きまぐれゲート"とは一体、何なのでしょうか。」

「そっか、貴女は知らないもんね。それとはズバリ、きまぐれに突如として現れるゲートのことよ!」

「う、う〜ん…成る程?」

はっきりいって想像着かない。が、まぁその内分かるだろうと、深く追及したりはしなかった。

「でもよかった!貴方達、また手伝ってくれるんでしょ?それにAちゃん!貴女みたいな可愛い助っ人も居るみたいだし。」

「え。」

なんか勝手に話が進んでいってるんだが。
それには流石の私も困る。何て言ったって、今は巨人について調べているのだから。

「ゴーゴーゴー」と私達の背中を押す教授に戸惑いを隠せないが、どう断ろうかと悩んでいた時、ケータが先に断りを入れた。

「A姉が可愛いのはまさにその通りだけど…。俺達は今、謎の巨人についての情報を集めている最中なんだよ。」

「あら、そうなの。」

余計な言葉が聞こえた気がしたが、こういう時にだけたくましい。上手く断ってくれたケータに少しだけ感謝した。

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設定タグ:妖怪ウォッチ , マック , ケータ   
作品ジャンル:恋愛
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七夏(プロフ) - 面白いです!続きを楽しみに待ってます! (2021年3月15日 23時) (レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - タイプの小説! (2019年10月13日 20時) (レス) id: 327fdb2cac (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - ヤンデレっていいですよね!この作品は神です! (2019年8月18日 13時) (レス) id: 8b71951d75 (このIDを非表示/違反報告)
.あや丸(プロフ) - アインツバルさん» うわあああそんなことを言っていただけるなんて嬉しすぎます(´;ω;`)コメントありがとうございます!今後もそう言って頂けるようなお話を更新していきます! (2019年4月8日 18時) (レス) id: 97c0cbad5c (このIDを非表示/違反報告)
アインツバル - 見る前→おぉっと冒頭から神作品の匂いが漂ってくるぜぇ!?楽しみ!!! 見た後→やっぱりな。(予想通り神) (2019年4月7日 8時) (レス) id: db0b681609 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あや丸* | 作成日時:2017年1月20日 16時

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