9話 ページ13
長い沈黙のあと、マックから話しかけてきた。
それには凄く助かった。だってどう話かけていいか分からなかったし。…もう長い沈黙なんて耐えられん…
「え、と…改めてごめん。」
「いやいや、あれって私のせいだし…こっちこそ、ごめんね。」
「「……。」」
「「…ふ、」」
「「あはははっ!!」」
とまあ、こんな感じで和解?解決?をした。
「でも、本当にキレイ…マック、ありがとう!!」
「おぅ!これでお揃いだな!!
…ちなみに、肌身離さず持ってろよ?絶対にな。」
…せっかく平和的だったのに!!
再びブラックマック登場…
…自分で言っといてあれだが、ブラックマックってなんだ。
まぁツッコミはよしとして、
「もちろん!!」
離すわけない!だって超キレイだしおしゃれだし?←鈍感
そう一言言うと、マックは満足そうに頷く。
「そういえば、これでエイリアンってのを見れるんだよね?」
「おぅ!…あ、」
私がマックに聞くと、彼は思い出したかのように口を開いた。
「そういえば、さっきまだ話途中だったな。この間のやつのこと。」
なぜか彼の表情が一瞬にして暗くなった。
「そういえばそうだね。なんだっけ、エイリアン引き連れている人…だっけ?」
「そうだ。…さっき俺はそいつから離れろって言っただろ?何故かって言うとな、そいつって、2体のエイリアンにとり憑かれてんだ。」
「…ほぉ。…んで、私が聞きたいのはそこから。"そいつ"って誰のこと?」
「…」
私が重ね重ねに聞くと、彼は下を向いて黙ってしまった。心配に思い、私は彼に近寄った。
しばらくすると、彼は顔を上げた。
思わずビックリしてしまった。
____目元に涙を溜めていたのだ。
当たり前だが、さっきみたいな笑いすぎてっていうのと全く違う。
そんな彼は私が口を開こうとしたのと同時に、私に抱きついてきた。
「!!マック…」
「A、俺怖いんだ。アイツにAがとられるんだとか思うと…
仲良さげに手なんか繋いで、笑顔を見せて…」
その話を聞いて、マックの言う"アイツ"がケータのことだと気がついた。
…どうして気がつかなかったのだろう。
マックは、ただ寂しかったのだ。私がケータとばかり仲良くして、最近マックに構ってあげられてなかったから…
- 金 運: ★☆☆☆☆
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七夏(プロフ) - 面白いです!続きを楽しみに待ってます! (2021年3月15日 23時) (レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - タイプの小説! (2019年10月13日 20時) (レス) id: 327fdb2cac (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - ヤンデレっていいですよね!この作品は神です! (2019年8月18日 13時) (レス) id: 8b71951d75 (このIDを非表示/違反報告)
.あや丸(プロフ) - アインツバルさん» うわあああそんなことを言っていただけるなんて嬉しすぎます(´;ω;`)コメントありがとうございます!今後もそう言って頂けるようなお話を更新していきます! (2019年4月8日 18時) (レス) id: 97c0cbad5c (このIDを非表示/違反報告)
アインツバル - 見る前→おぉっと冒頭から神作品の匂いが漂ってくるぜぇ!?楽しみ!!! 見た後→やっぱりな。(予想通り神) (2019年4月7日 8時) (レス) id: db0b681609 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや丸* | 作成日時:2017年1月20日 16時