なんか好かれてるんだけど【妖怪ウォッチ】逆ハー 微ヤンデレ

プロローグ ページ2

「そういえば、おとなりさんが日本(ジャポン)から引っ越してくるらしいわ」



それは唐突だった。


母が言うにはなんと、隣の家に日本から引っ越してくる人達が来るらしいのだ。



その情報は、まだUSAに慣れず、英語もあまり話せない私にとって魅力的だった。


「本当？！いつ来るの？！」


「明日ですって。ていうか、はしゃぎすぎじゃない？」


「だって日本から来るんだよ？日本語通じるしさ、安心しない？」



「まぁ、それには一理あるわ。」



とにかくよかった、と私。


一体どんな人が来るんだろうか。

私と歳の近い子とかいるのかな？

そうだったらいいな。



今現在の私の心の中は、そのようなわくわくで溢れかえっていた＿＿＿＿







＿＿のだが。




翌日:



「Aさん…いや、A姉って呼んでいいかな？」




そう言う彼は、私の腕に自身の腕を絡めている。

季節のせいもあって、とても暑い。



彼の名前を、ケータという。





「うーん、ケータくん…くっつき過ぎてないかなぁ？私暑いんだが…」



「えー」




この状況に一言言いたい。






どうしてこうなった。





「て言うか、A姉！俺のことはケータって呼んでよ！！」



おい、勝手にA姉ってよんでるじゃねぇか



許可とる必要なかったじゃん、とすかさずツッコミをいれる私。






おとなりに挨拶しに来ただけだったのに、どうしてこんなにも好かれたんだ。


そしていきなり部屋にあがってとか言われるし。



心の中で不思議に思う私と

そんな私にべったりなケータ

そして、時々感じる視線のような何か



何がともあれ、USAでの生活も悪くなさそうだ。




さて、これからどうなるものか＿＿＿＿

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