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藍沢side






医局でデスクワークをしていると、
聞きなれたあくびと共に彼女の姿が見えた




藍沢「お疲れ。」

「あ、お疲れさま。」





俺の隣に座り、ブルーライトメガネを掛けて
そこに置いてあるパソコンを開いた






藍沢「さっきは...すまなかった」

「んー?」





お互いに同じ方向を向いているため
彼女の表情はうかがえない。






藍沢「お前や白石が居るから、俺たちが自由にやっていられる。
お前は、フェローのためにも、俺達のためにも、必要なんだ。

...これからも、今まで通りのお前で居ればいい。」


「...分かってる。自分が弱いことだって、無力なことだって。
でも、藍沢先生に言われて余計に気付かされた。
ごめんね、ありがとう。」





カラ、とイスがこちらに向く音がして、
俺も彼女の方に椅子を回した




藍沢「仲直り、な」

「喧嘩なんかじゃないよ〜」

藍沢「いいから。手、だせ」





彼女が出した手に、自分のデスクに置いてあったオレンジジュースを乗せた





「わ、オレンジジュース」

藍沢「お前にはブラックコーヒーよりもこっちの方が似合っている」

「.....はぁ。」




“ほんとはこれが欲しいだけでしょ〜”

と言って、先程見つけたブラックコーヒーを貰うと、スグにタブを開けて飲む





「ちょっと背伸びしてみたのに」

藍沢「どうせ飲めないだろう」

「大人になりたかったのー・・・」

藍沢「...お前は、そのままでいい。」







そういうと、彼女は今日一番の笑顔で微笑んだ

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あいか(プロフ) - 続きが少し気になるので、更新頑張ってください!!! (2017年9月6日 7時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ひなたさん» こんばんは!大正解です\(^o^)/NEWS好きなのでこの曲にしました♪これからも宜しくお願いします! (2017年9月4日 22時) (レス) id: b808059075 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - こんばんは!こ、これは! UR notaloneじゃないですか!> <なんだか気分が嬉しい気持ちです!!お話も楽しませてもらっています!頑張ってください!! (2017年9月4日 21時) (レス) id: be1d3ffffe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつ | 作成日時:2017年9月4日 20時

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