第十七訓 天然ボケの人はツッコミが横に居ないとマジで収集つかなくなる ページ14
「日本の夜明けまで。」
「すいません、タクシー乗り場ならあちらなんですがクソ兄貴。」
今日も今日とて太陽が燦々と輝いているこの日。幹部用の黒いセダンでの移動を主にしていた菫は、この時間はちょっとした休憩時間だったので車を一旦止めて車内で思う存分寛いでいた。
冷房の効いた車内で専用のミニ冷蔵庫からチェリー味のコーラを取り出し、車内ラジオを聞く。
ラジオから流れてくる寺門通の可愛らしい歌声や今宇宙一人気のアイドルグループ『ミスディレクション』の爽やかな新曲などを聞きながら菫はコーラの栓をポンッと開けて、グビグビと飲み始めた。
まさにここは快適という言葉以外の何ものでもなかったのだった。
だがそんな安らぎの時間をブチ壊すかの如く、急に後ろの席と助手席のドアが開いたかと思えば見覚えのあるロン毛の男と地球外生命体の様な変な生き物が乗ってきたのだ。
勿論、それに菫が無反応な訳もなく。
桂「なんだ菫、タクシー・ドライバーになったんじゃなかったのか」
「そのカッコつけた言い方やめろ、なんか無性に腹立つから。」
何故かしゃくれ顔でそういう桂に、菫はイライラしながらもツッコむ。
「っていうかさ……小太郎。お前なんか悪霊に取り憑かれてるみたいなんだが」
桂「悪霊じゃない、エリザベスだ。」
エリザベス【どうもこんにちは、菫さん。】
「あ、どうも。いや、そうじゃねーよ!!!」
プラカードを掲げて挨拶をするエリザベスとやらに、菫は流されるように挨拶をしてツッコんだ。
「何考えてんのお前!!忘れてるかもしれないけど私今仕事だからね!?こうやって逮捕してもいいんだからね?!」
そう言って桂に手錠をつけようとするが、敢えなく避けられてしまう。軽々と手錠を避ける桂に、菫はどんどんイライラが募っていったが、暑さのせいかやがて手錠をほっぽりだしてダランとした。
「ったくもー……会うのは非番の時だけにしといてくれって言っただろ?まっちゃんはともかく、真選組なんかに見つかったらどうなるか……」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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勇者の人(プロフ) - レイレインさん» 続編へのお知らせのやつはそうです、ポプテピです！簡単なトレスをしました（笑）コメントありがとうございます！ (2021年3月28日 23時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
レイレイン - このイラストは…！ポプテですか…！？（ちがったらスミマセン…） (2021年3月28日 23時) (レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - さくさん» 全集中すれば見えるようになります。（大嘘） (2020年11月18日 4時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - イラストのやつ、ツッキーの傷なくないですか？ (2020年11月18日 4時) (レス) id: c12f5cb0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2019年8月24日 10時
