5日目 ~��~ ページ36
甲斐「ベルムズがどういう連中なのか分かってんのか！」
諏訪「関係無いし！…実際私はフェイク動画のことなんて知らなかった。あたしは悪くない」
諏訪「…何その目。笑いたきゃ笑えば！？偽りの力にしがみついてみっともないって！」
諏訪「間違ってることだって分かってる。でも私はこうやって生きてきたから！こうやって生きるしかなかったから！！」
『唯月』
私は唯月の前に立って、唯月の目を見つめた
諏訪「…何、Aも馬鹿にしてたんでしょ？友達面なんかいらないから、同情とかいらないから！！」
パン！！
美術室に私が唯月の頬を叩いた、乾いた音が響いた
『友達面…？笑わせないでよ。私達友達じゃなかったわけ？』
『私は、唯月のことそんなふうに思ったこと一度もない！だって唯月は私の憧れだったから！』
諏訪「憧れ…？」
『私は、夢を諦めたから。夢を叶えるための努力も、情熱も、根気も、何もかも唯月に叶わないから。前に向かって強く進んでる唯月が羨ましかったんだよ…』
私の目にも唯月の目にも、大粒の涙が溜まっていた
『唯月が抱え込んでたこと、全部話して。信じて。お願い』
気づけば溜まった涙は流れ出していて
視界は涙でぐちゃぐちゃだった
柊「諏訪」
諏訪「…なんだよ」
柊「お前は間違ってない。皆、お前と一緒だよ。迷って、もがいて、途方に暮れて。それでも！正解を求めて、前を向く」
柊「進んで、進んで、ダメなら、傷つきながら、引き返す。で、また歯を食いしばって、前を向く」
柊「皆みっともないんだよ！でも、それでいい。…それがいい！！恥を繰り返して、強くなるんだよ。ていうか、恥もかかずに！強くなれると思うな！！」
先生の瞳には、強い光が差していて
それは、私にとってとても眩いものだった
今の先生は、私が今まで出会った先生の中で
一番"先生"だった
柊「だから、諏訪。お前のこれまでは、誰がなんと言おうと！絶対に間違ってない！！」
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夕稀(プロフ) - 須永の「上等だよ」ってとこ「本当だよ」になってます！ (2021年4月23日 20時) (
レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - ゆずさん» ほんとですか！？ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 夏鈴さんの小説、本当にいつ読んでも面白くて最高です！これからも更新頑張ってください！応援してます!! (2019年2月13日 18時) (レス) id: ad66aa7fcf (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - 5 歳 児さん» ありがとうございます！ (2019年1月27日 0時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
5 歳 児(プロフ) - 夏鈴さん» 全然大丈夫です！頑張ってください！！ (2019年1月24日 20時) (レス) id: 8ce62b0622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏鈴 | 作成日時：2019年1月19日 23時
