5日目 ~�将�~ ページ39
『先生！大丈夫！？…ってどこ？』
苦しんでた先生が頭から離れなくて
私は先生のもとに向かった
んだけど、いない
柊「第二部、開幕」
『先生…大丈夫ですか』
廊下に放置された警察の銃を回収しながら
先生は振り向いた
柊「藤吉か。だいぶ痛みはひいたよ、大丈夫」
『なんで、こんな危険なこと』
柊「病室で大人しく寝てれば、もっと長く生きれるのにって？」
先生の言葉に小さく頷いた私を見て
先生は優しく微笑んだ
柊「残り少ない命だからこそ、俺の好きなように使いたい」
『それが、澪奈の事件を解決することなの？』
柊「そうだ。そしてお前らにも、分かってほしかった」
『…先生』
柊「ん？」
『ありがとね』
私の言葉に、先生は少し驚いた顔をした
『先生のおかげで、クラスが団結してきた。今までこんなに一つのことに向き合ったのなんて無いよ、ありがとう』
柊「…はっ、こんな状況で感謝されるなんてな」
そう言うと先生は私の頭をぐしゃっと撫でて
床に座った
柊「皆に寝るように伝えてくれ。明日は忙しいぞ、と」
『…無理しないでくださいね』
柊「早く戻れ、お前のこと待ってる奴もいるぞ」
『え？』
見上げると隼人が覗き込んでいた
すんごい顔で
『…じゃあ』
柊「おやすみ」
甲斐「お前、勝手にいなくなんな」
『ごめんって』
甲斐「…ん」
そう言うと隼人は自分の制服のジャケットを私に渡した
『え？』
甲斐「寒いだろ」
『もしかして、私がスタンガンで眠らされたときに制服かけてくれたのも隼人？』
甲斐「だったら悪いか」
『ううん、ありがとね』
「でもこれはいらない」そう言って隼人のジャケットを返すと、眉毛をへの字に下げた
犬か
『私ブランケット持ってるからさ』
甲斐「…そうか」
『結構大きいんだ、ブランケット』
甲斐「なんだよ」
『隼人が寒そうだから、今日は一緒に寝てあげる！』
甲斐「は！？おま、何言ってんだよ！」
『え、そんなに嫌なの』
甲斐「…あとあとめんどくせえだろ！！」
『それもそうか。じゃあこれ』
そう言って隼人にさっき準備室で見つけたブランケットを渡した
『冷やさないようにね』
甲斐「お前もな」
隼人は美術室に戻ったけど、私は準備室にいた
『…薬』
机の上にあった薬が入った瓶
先生、ずっと辛かったんだ
真相を見つけないと
先生のためにも
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夕稀(プロフ) - 須永の「上等だよ」ってとこ「本当だよ」になってます！ (2021年4月23日 20時) (
レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - ゆずさん» ほんとですか！？ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 夏鈴さんの小説、本当にいつ読んでも面白くて最高です！これからも更新頑張ってください！応援してます!! (2019年2月13日 18時) (レス) id: ad66aa7fcf (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - 5 歳 児さん» ありがとうございます！ (2019年1月27日 0時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
5 歳 児(プロフ) - 夏鈴さん» 全然大丈夫です！頑張ってください！！ (2019年1月24日 20時) (レス) id: 8ce62b0622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏鈴 | 作成日時：2019年1月19日 23時
