3日目 ~�将�~ ページ14
『…先生。澪奈はこんなこと望んでないよ』
『澪奈は優しい人だった。ただ優しいだけじゃなくて、強かった。でもだから、私は澪奈は強いって思い込んで、澪奈の弱さに気づけなかった』
『皆そう。皆、海斗みたいに罪の意識を持ってるの、でもそれを認められない。…弱いから』
柊「だからお前は強くなるために、今こうして俺に立ち向かってきてるのか」
『…はい』
柊「ふざけるな」
そう言うと先生は私の足元に向けて
銃を発砲した
甲斐「おい！！」
柊「そんなのただの自己満足だ。今のお前の行為は、自分の命を投げ出すようなもんだ。それこそ景山は望んでいない」
『…澪奈が望んでいない？』
柊「こんな状況で言うのも説得力が無いが、自分の命を無駄にするな。自分の命を投げ出して！大切な人を泣かせるようなことをするな」
後ろを見ると、唯月が涙を流していた
『っ…』
柊「分かったら戻れ」
先生に言われて気づくなんて
してやられた
『ごめん唯月』
諏訪「ほんとに馬鹿…」
唯月が私の手をギュッと握る
その肩は少し震えていて、
私も強く唯月の手を握った
柊「少し邪魔が入ったが、本題だ」
そう言うと先生は銃を構え直し
声を張った
柊「今から呼ぶ5人は！隣の美術室に来い！
それ以外の者は教室から出るな。出たら命の保証は無い！」
再び悲鳴がこだまする教室
里見「待ってくれ！！」
そこに響いた声は、海斗だった
里見「5人のうち1人は俺でいい」
『…は？』
里見「これが正しいことだなんて思ってねえ…
でも、これは俺が撒いた種だ。俺は！ここにいる誰よりも責任を取らなきゃいけねえ！
償わなきゃいけねえ！」
…自分から命投げ出すなって言われたじゃん
止めてよ、先生
柊「いいだろう。残るは4人だ」
なんで止めないの
私のことは止めたくせになんで海斗は
柊「瀬尾雄大！」
瀬尾「ふざけんななんで俺が！」
柊「堀部瑠奈！」
堀部「やだ！！！！！」
柊「西崎颯真！」
西崎「え…」
柊「結城美咲！」
結城「やだ！！やだ、やだ…」
皆の悲鳴が一層大きくなる
郡司「柊！馬鹿な真似はやめろ！お前のやってる事は矛盾してる」
柊「矛盾？」
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夕稀(プロフ) - 須永の「上等だよ」ってとこ「本当だよ」になってます！ (2021年4月23日 20時) (
レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - ゆずさん» ほんとですか！？ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 夏鈴さんの小説、本当にいつ読んでも面白くて最高です！これからも更新頑張ってください！応援してます!! (2019年2月13日 18時) (レス) id: ad66aa7fcf (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - 5 歳 児さん» ありがとうございます！ (2019年1月27日 0時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
5 歳 児(プロフ) - 夏鈴さん» 全然大丈夫です！頑張ってください！！ (2019年1月24日 20時) (レス) id: 8ce62b0622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏鈴 | 作成日時：2019年1月19日 23時
