1日目 ~V~ ページ6
急いで隼人のところへ駆けつける
『大丈夫！？』
隼人はまさに「魂が抜けた」ような表情で
少しも動かない
柊「うーん」
柊「どうやらまだ、状況が飲み込めていないようだなあ」
先生はノートパソコンを開き
「これでどうだ」と腕時計のタッチパネルを触った
それとほぼ同時に
ドガアアアンン！！！
という爆発音と大きな揺れが襲ってきた
何…今の
柊「ロックを解除した、廊下に出られるよ」
「逃げるぞ」と次々と廊下に出ていく皆
甲斐「…A」
『先生本気だから、もうかかっていかないで』
甲斐「心配してんの？」
『…当たり前でしょ』
もし今先生が隼人の顔すれすれじゃなくて
隼人に刺してたら
そう考えると震えが止まらない
『もう無茶な真似しないで、いい？』
甲斐「はいはい」
…こいつ分かってんのかな
廊下に出ると、見慣れた廊下は
ひどい有様だった
茅野「…なにこれ」
宇佐美「どうなってんの…」
柊「爆弾だよ」
柊「どう、これで分かってもらえた？」
逢沢「先生が爆破させたんですか」
柊「ピンポーン！あ、ちなみにね、その上にもまだあるよ」
楽しそうに天井を指差す先生
「嘘だろ…」そんな声があちこちから上がる
『狂ってる』
そう言って上にいる先生を睨みつける
柊「おい藤吉、なんだその目は？」
『先生狂ってるよ』
柊「…いいねぇ、その挑戦的な目」
にやりと口角を上げた先生に
得体の知れない恐怖を感じる
秋庭「誰か助けて！」
凛の声を皮切りに
何人かのクラスメイトが瓦礫に向かって助けを求める
柊「むーだーだーよー！！」
柊「皆自分のことでそれどころじゃない」
皆の顔が恐怖で曇る
柊「さあさ、教室に戻ろうか。また爆発しないうちに」
皆教室に戻る中、私はどこか逃げ場がないか
探すことにした
甲斐「…くっそ、逃げ場無しかよ…」
柊「甲斐、藤吉、戻りなさい。いくら探しても見つからないよ」
また先生にかかっていこうとした隼人を止め
先生を睨む
柊「戻れ、早く」
絶対に
こんなところで死んでたまるか
甲斐「A」
『ん？』
甲斐「絶対に守るから」
そう言って私の頭をポンと触り
教室に戻る隼人
なんか、いつもよりもかっこよく見える
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 821人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏鈴(プロフ) - sanapenさん» そう言っていただけて本当に嬉しいです！頑張ります！ (2019年1月16日 19時) (
レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - すっごく面白いです！！！これからも更新お願います！！！ (2019年1月16日 9時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - 音乃@片寄、永野LOVEさん» ありがとうございます！早く更新できるよう頑張りますね！ (2019年1月15日 20時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
音乃@片寄、永野LOVE - この作品本当に面白いです！続き期待ですね(=∀=) (2019年1月15日 17時) (レス) id: 3347e30700 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - summer1374さん» ありがとうございます！すごく嬉しいです！ (2019年1月14日 15時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏鈴 | 作成日時：2019年1月10日 22時
