2日目 ~��IV~ ページ38
宇佐美「あいつの物を壊して…あいつを追い詰めた」
宇佐美「自分でももう抑えられなかった…っ」
柊「それであのフェイク映像を撮ったのか」
宇佐美「撮ったのは私じゃない、あの動画が入ったDVDが私の鞄の中に入ってたの。私はそれを利用して投稿しただけ…澪奈を陥れるために」
まだ誰か他の人が関わってるっていうの？
茅野「なんでそんなことしたの、澪奈はあなたのこと 宇佐美「うっさい！！あんたは黙ってて！！」
茅野「文句あったら私に言えば良かったじゃん！私に近づくなって言えば良かった」
宇佐美「言ったら離れてくれた！？」
茅野「離れたよ！！」
宇佐美「嘘つくなよ！」
茅野「嘘じゃない！離れたよ！…澪奈が生きててくれるなら」
茅野「…離れたよ」
目に涙を浮かべながら言い合う二人
シンとした空気の中、静かに言葉を発したのは
先生だった
柊「宇佐美。お前は、景山にしたことが自分にされたらどんな思いをするのか。考えたことはあったか」
宇佐美「説教？」
柊「そうだ。説教だ。二度と、こんなことにならないようにな」
宇佐美「…うるさい！！！」
涙ながらにそう叫んだ香帆に
先生は叫んだ
柊「逃げんなーー！！！」
柊「そうやって大声で、拒絶して、誰の声にも耳を貸さずに、生きてきたんだな」
香帆の心に語りかけるように
ゆっくりと言葉を紡いでいく
柊「そのせいで、あんな馬鹿な真似をしても何も感じない人間になったんだな」
宇佐美「何であんたにそんなこと言われなきゃいけないの」
柊「俺は、お前の"教師"だからだ」
その時に、先生がなぜこんなことをしているのか。少しだけ分かった気がした。
私達に、教えたいんだと
曲がった道を進んでしまった私達に
伝えたいんだと
柊「お前を正しい道に、導く義務がある」
宇佐美「ふざけんな！！今まで何もしてくれなかったくせに！」
柊「…そうだ。だからだよ。だから俺は今、この瞬間に、お前達の教師になるために、ここに立ってるんだよ」
それがこんなやり方なんて間違ってる
そう言いたくても言えなくて
言い切れなくて
柊「宇佐美。お前に足りなかったのは想像力だ。もし、自分の家の窓を割られたら。自分の服を、切り裂かれたらどんな思いをするのか」
柊「嘘の投稿で、言われの無い中傷を受けたら、どれほど傷つくのか。お前にはその痛みを、想像できなかったんだ」
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夏鈴(プロフ) - sanapenさん» そう言っていただけて本当に嬉しいです！頑張ります！ (2019年1月16日 19時) (
レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - すっごく面白いです！！！これからも更新お願います！！！ (2019年1月16日 9時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - 音乃@片寄、永野LOVEさん» ありがとうございます！早く更新できるよう頑張りますね！ (2019年1月15日 20時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
音乃@片寄、永野LOVE - この作品本当に面白いです！続き期待ですね(=∀=) (2019年1月15日 17時) (レス) id: 3347e30700 (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴(プロフ) - summer1374さん» ありがとうございます！すごく嬉しいです！ (2019年1月14日 15時) (レス) id: 8f45007750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏鈴 | 作成日時：2019年1月10日 22時
