1日目まふまふ【後半】 ページ3
まふまふside
チュンチュンという鳥の声と同時に僕は起きた
そして焦ってAの方をみると既に起きていて
にこっと微笑んでくれた
僕はその顔を見て安心した……だけど
今日……Aは死ぬ実感が全くないけれど
僕は最期になにも出来ずにAとさよならすることになるのだろうか
そんなこと耐えられない
なにかできることはないのかと悩んだ
だけど僕にできることは少ない
だからAに聞いてみた
ま「僕、最後にAになにかしてあげたい何してほしい？」
と、するとAはクスクスと笑った
今日死ぬ人がクスクス笑うなんておかしな話だ
それでも僕はAの笑顔が見れて嬉しかった
貴「じゃあ私と歌って？あと、許して？」
最後の許してはよく分からなかったけど
歌うことが楽しみで気にならなかった
ま「なに歌うの？」
僕がそう言うとAはスマホを出して
ある画面をつきつけてきた
貴「"最後に"これ歌お？」
僕にはAの"最後に"がすごく悲しく聞こえた
僕はいいよと元気に答えると
貴「あーでも…歌えるかな……」
Aはもう既に体調が悪いはずだ
それでも歌を歌えるのか
僕は辞めようかと思ったけど
自分勝手な判断で
ま「大丈夫！僕がいるから」
と言った大丈夫な根拠がどこにもないけど
Aは安心したように笑った
それから歌を歌って投稿はしなかった
これは僕の宝物だ
歌い終わるとAがベットに戻り話しかけてきた
貴「まふくん…ごめんね……許して欲しい」
僕は不思議に思った思い当たる節はないけどなぁと
ま「なにが？」
貴「これ……ドッキリなの」
ま「え？ドッキリ？」
えぇ！？なんなの！？僕めっちゃ泣いたじゃん
すっごい恥ずかしいこと言ったし……
でも……良かったぁほんとに死んじゃうわけじゃないんだ……
僕は怒りより嬉しさの方が多かった
貴「ごめんね本当に！元気だから！ww少し体調悪いだけだよw」
Aは笑顔でそういった
良かった本当に
それから誰にも言わないでねと口止めをされた
最後に1度だけ(自作)
貴 朝、目が覚めて君が言うんだ
ま 最後に1度
貴 ごめんね、ごめんね。大好きだったよ
ま どうしてかな
貴 どうしてかな
ま 何故か涙が止まらない
貴 ずっと泣き続ける僕を
ま 見る君は泣いていた
貴 2人で、泣き続けた最後の夜
ま 君は泣きながら言ったんだ
貴 また、
明日会おうね
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カスミソウ(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございました！！親が隣にいるので泣くの堪えるの大変でしたwww私ころちゃん推しなのでこの作品すごくうれしいです！！たくさん共感できていろいろ考えることができました。これからも応援してます！！ (2020年4月14日 17時) (
レス) id: 85b3e09a77 (このIDを非表示/違反報告)
ﾌﾟﾘﾝ＠ahaha_purin(プロフ) - 松野かほさん» ありがとうございます！あ (2020年1月1日 0時) (レス) id: 9ee154f0db (このIDを非表示/違反報告)
ﾌﾟﾘﾝ＠ahaha_purin(プロフ) - 恋花ﾚﾝｶさん» ありがとうございます！ (2020年1月1日 0時) (レス) id: 9ee154f0db (このIDを非表示/違反報告)
恋花ﾚﾝｶ - 号泣しました。親にガチで引かれました。ステキな作品でした！ (2019年12月31日 0時) (レス) id: 8916eccc14 (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - ジェルくんの話しで号泣しました、私が思っていたことと全く同じで……壊れないか心配で…… (2019年8月20日 15時) (レス) id: 3dd7240901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬＠からあげクン | 作成日時：2018年4月6日 2時
