元ヤンケンカップルの日常【すとぷり】【ころん】

泣き虫【リクエスト】【rbll.さん】これでいいですかね？ ページ15

Asid

貴「はぁ……もう嫌だ」

もう嫌だ……最近ずっところんくんと会えてない
１ヶ月前にころんくんはるぅとくんと旅行に行ってしまった
なんで私じゃないんだ……まぁ仕方ないんだけど……
1か月前こんなことがあった

る「ねぇねぇ！！あったったよ！ペア旅行！」

こ「俺が行く！！」

貴「は？私が行くんだけど？」

る「僕は絶対行くー！」

こ「よし！Aジャンケンしよ」

貴「えー？ころんくんが金払ってついてくればいいじゃん」

こ「ジャンケンポン！」

私はパーを出した
ころんくんはちょきだった……

貴「負けたぁ！！」

貴「まぁ、いいや……で？何日間？」

る「海外！1ヶ月！！」

貴「1ヶ月ー！！？？」


そう……海外まで行ってしまった……
当然そんなお金なくてついていけなかった

最初は１ヶ月なんてすぐだと思ってた……だけど
もう耐えらんないよ
あーころんくんに会いたい
いつも一緒にいたからそれが普通になってたんだよなぁ

写真送ってくれるって 電話してくれるって
メールしてくれるって

言ってくれたけど なんか馬鹿にされてるような気分で
断ってしまった 一通もいらないって
１ヶ月前の自分を殴りたい
寂しいなぁるぅとくんもころんくんもいないなんて

もう……やだ……寂しい
ころんくんに会えなくて……こんなに寂しいなんて
初めて知った

私の目からは自然と涙が出ていた涙は頬を伝って床に落ちる
私は膝を抱え込んで座った 涙は止まらなかった

貴「ははっ……なんで泣いてんだろ」

そう言いながら涙を拭う
だけど止まることは無かった

貴「はや……くっ……帰ってこい……よっ……」

私が1人ぽつんと呟くと
後ろから声がした

こ「はいはい、ただいまー」

聴くと心地よい声……
ころんくんは私の隣に座ると
顔をのぞき込んできた

こ「へぇ……寂しくて泣いてたの？……泣くとか珍しいね」

貴「うっさい……」

私は泣いている顔を見られるのが嫌だったから
ぎゅっと膝を抱える腕に力を込めて俯いた
するところんくんが耳元で

こ「顔……見せてよ…俺だって寂しかったんだけど？」

と言ったころんくんの声がいつもより低く聞こえて
背中がゾクッとした
私は顔を上げなかった今の顔は見られたくなかったから
そしたら視界がぐらつきころんくんで埋まった
押し倒されたのだ
ころんくんは私の顔を見ると顔を赤くして

こ「予想外……めっちゃ可愛い」

と言った
その言葉に私の顔も赤くなるのがわかった
もうずっと泣いていようかと思った

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