恵まれない ページ7
『何故…』
そこに居たのは私より幾らか背が高い男の子だった
「君なんで縛られてるの?」
『気味が悪い化物だからだろ』
「僕にはそう見えないけど」
『能力をしらないからだ』
「能力?」
『そんなことはどうでもいい』
『それよりなんで鬼の首をきれたんだ?それよりだれだお前は』
「説明してる暇無いんだよね他に鬼はもう居ないんだよね」
『あぁ』
「じゃあ僕はいくから」
『その前にこの鎖といてくれない?』
「なんで」
『自由になりたいから』
「…」
?「あらあら時透くん誰ですか?その方は」
時透というのか。この男の子。
「分かりません」
「こんにちはお嬢さん貴方名前はなんていうのですか?」
『…きいち』
「きいちですね!私は胡蝶 しのぶっていいます。あなたは何故縛られてるのですか?」
『気味の悪い化け物だからだ。いいから早く外してくれ』
「化け物ですか?私には人にしか見えませんが」
『人には変わりがないが能力を持ってるからだ』
「能力とは?」
『予知ができる』
「すごいですね!それだけで縛られてるですか?」
『私にも分からない。馬鹿みたいな奴らの考えることだ知るわけがない』
「そうですか」
そう言うと来た美人は私の鎖を外した。手が軽くなってやっと自由になれた。腕に着いた鎖のあとを撫でる。そして私は立ち上がった。
「貴方行く宛はあるんですか?」
『さがす』
「鬼が出ますよ。危険です。私と来ませんか?」
『何故』
「何故も何もないですよ!傷だらけですし何も食べてないんでしょう?」
『でも』
「でもなんてありませんよ。行きましょう」
そう言うと私は軽々しく持ち上げられた。
『は?』
なんだコイツ。私を持ち上げた?どこにあるんだ?そんな筋肉。
「あぁそうでした。私と彼は鬼殺隊と言うものに入っているんです。こう見えて鬼殺隊の1番上にいる凄い人なんですよ」
『鬼殺隊?』
「鬼を殺す為にいる鬼狩りです」
そんな鬼殺隊のお偉いさんの2人はなんだか私は苦手だった。
だって私の言うこと聞いてくれないんだから。
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作者名:檸檬 | 作成日時:2019年9月5日 0時