○○しなきゃ出られない？！

接吻【不死川実弥】 ページ7

炭治郎と同期
実弥との接点ほぼ無し
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【接吻シナイト出ラレナイ部屋】


｢クソッタレがァ...!!!
弐ノ型 爪々･科戸風!!!!!｣



壁に刀が当たり、鈍い音が白い部屋に響く。

かれこれ小一時間はずっとこの調子である。


突然目の前が真っ白になり、突然柱とこんにちは。

見た目ものっそい怖そうだし、風柱さんって怖いで有名だし。


不機嫌オーラプンプン撒き散らしては、お題を見た途端、壁に当たり散らしている。

散らかしすぎじゃ。←



お題は接吻。
正直、面識があまりない人への接吻は大分抵抗があるけど...

柱がここまで攻撃して、傷一つつかない壁相手に、お題以外の脱出方法が思いつかない。



｢ぼさっとしてねェで、テメェも手伝えやァ。｣


呼吸を沢山使って、少し息が上がっている。
それもそうだ。ノンストップで小一時間の攻撃。

体力おばけもビックリよ。



『失礼を承知で言いますけど...柱の貴方がここまで攻撃して傷一つつかない壁に、ただの癸ペーペーが役に立てるとは思えないのですが。』

｢あﾞァ？｣


観察していれば、そこまで広くない部屋で刀を振り回し、更には邪魔者(私)に被害が加わらない様にしているせいで、腕を浅く切っていた。


風柱さんに近付いて、怪我をしている腕を持ち上げた。



『私のせいですいません。』

｢...こんなちっせェ傷、どーでもねェよ。｣



少しだけ滲んだ血。
失礼します と断りを入れて、その血を舐めとった。


｢ｯ...てめ、、、ﾊｧ...｣

『開きましたね。ちゃんと処置してくださいよ。』



断固として開かなかった扉が嘘のように造作もなく開いた。

部屋を出れば自分の家。

(柱より先に出てきちゃった.....)




｢俺の苦労はなんだったんだァ...｣

誰もいなくなった部屋でぽつりと声が響いた。



--------ｷﾘﾄﾘ線--------

嫁入り前の娘に配慮して、必死になるさねみん。

なんか萌え...♡

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