○○しなきゃ出られない？！

接吻【竈門炭治郎】 ページ5

炭治郎と同期
恋仲ではありません
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

【接吻シナイト出ラレナイ部屋】


『ねェ炭治郎...』

｢ダメだ。｣



何度この会話を繰り返しただろうか。


突如、兎に角真っ白な空間に閉じ込められた私と炭治郎。

それも、扉はあるのだが呼吸を使っても弾き返される厄介な部屋。


どんなに切り刻んでも傷一つ付かない不思議な扉には、“接吻しなければ出られない部屋”
と書かれた貼り紙があり

これが唯一の解錠方法なのだが...



｢大体嫁入り前の女性に破廉恥な...
出来るわけないだろう、何だこの巫山戯た部屋は。｣


相手が相手だ...如何せん頭が堅い。

かれこれ一時間はこんな調子。


ネチネチネチネチと...どこかの蛇柱さんのよう。

しかしここまで拒まれるのもちょっと...なんというか...グサッと、、。


『そんなに...いや？』

｢え！、そうじゃなくて...
俺たち付き合ってもないのに。ゆめも...嫌だろうし。｣

『私はいいよ。寧ろ嬉しいくらい。』


腕を組み、しかめっ面だった炭治郎の顔が、一気に驚いた顔へ。

その隙に少しだけ背伸びをして、炭治郎の額の痣辺りに唇を落とした。


ガチャッ...


『開いたね。行こっか。』

｢え、あぁ。え....//｣

『ふふっ』


その後日。
炭治郎がゆめに告白したとか...

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