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私達は終わらない。
7人全員がこれからも物語を進める主役となっていく。
A「あーあ」
福本「何？」
A「終わるん嫌や」
舞台でツアーを組めた事実も作品自体の内容も各公演で生まれた思い出も、全てがまるで宝物のよう。
私にとっては過去一で思い入れのある作品になった。
A「ねーばーえんどーでーいーこー」
作中に登場する楽曲達も全てが好みドンピシャ。
普段披露しているような曲とは違ったテイストで歌い甲斐がある。
A「おわりーなきゆーめーをーみよー」
これほどまでに濃密な経験をさせてもらえることがいかに幸せか、改めて実感と感謝を覚える。
A「ぼーけんを つーづーけーよー」
千穐楽を目前にして未練タラタラな私を嬉しそうに見つめる演出家さんと目が合って少し恥ずかしくなった。
福本「珍しいなあ」
A「何が？」
福本「ひながここまで没頭してんの珍しいやん」
そう言われてふと思い返してみる。
これまで色々やってきたけれど、大晴の言う通り何か1つの仕事に対して必要以上に固着したことはない。
佐野「確かにそうっすねえ」
福本「初めてちゃう？」
小島「そやなあ」
歌うことも踊ることも喋ることも好き。
だけど私はそれ以上に演技の仕事が好きなのかもしれない。
演じるという行為は決して簡単じゃない。
自分以外の誰かに成り代わって息をする空間は特殊極まりない。
そこには日常生活で味わうことのない困難やぶつかることのない壁が存在している。
A「多分単純に好きなんやと思う」
その代わり、ステージに立つ度に確かな達成感を得ることができる。
その感覚は紛れもなく特別なもの。
A「ガチネバ自体が。」
再び演出家さんと視線がぶつかった。
演出家「ありがとう」
お礼を言うべきは私達の方だ。
こんなに素敵なストーリーを書き下ろしてくれたことを心の奥底からありがたく思う。
A「…こちらこそほんまにありがとうございました」
草間「過去形？」
A「いや、一旦ですよ」
福本「今から公演やで」
A「分かってるって」
会場に足を運んでくれるファンの方々にもこの思いが届きますように。
演技という形のない思い出が1人1人の胸に残り続けますように。
A「っしゃ、最後まで頑張ろ！」
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小袖(プロフ) - お疲れ様です。とても面白い作品でしたが、受け止めきれない現実にみんなびっくりしてますよね( ; _ ; )少しづつ乗り越えて行けるように日々充実させて頑張りましょうね( ; _ ; ) (4月26日 13時) (
レス) id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾋﾟﾝｷ | 作成日時：2023年11月14日 0時
