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小島「お前ちゃんと聞いてへんやろ」
話し合いは一時中断となり、室内が静まりかえった。
小島「やる気ある？」
視界の端で捉えた誠也くんやまっさんは怪訝な顔をしている。
スタッフさんもキョトンとしながら私達のやり取りを見守っている様子。
福本「え…何？こじけんどした？」
佐野「もー、話止まっちゃってますから」
小島「いや、こいつ話聞いてへんもん」
大晴と晶哉が空気を和ませようと試みたものの、小島の怒りが収まることはない。
小島「ちゃんとしてへん奴おるんやったらやる意味ないやろ。」
喧嘩じゃないと思っていた。
確かにあの日からずっと険悪で、会話を交わすことは疎か目を合わすことすら避けてきたけれど。
他のメンバーは明らかに気を遣っており、リチャくんからも仲直りの催促をされていたけれど。
でも、そのうち何となく元通りになると思っていた。
友達で同僚でメンバーで同期で同い年。
私達の間には共通点が多い。
だけどあくまで他人。
ぶつかり合って当たり前、反りが合わなくて当たり前。
草間「小島」
リチャくんの低い声が響いた。
瞬時に恐怖心と緊張感が走って背筋を伸ばす。
草間「今お前のせいで止まってるから。」
例え価値観や考えが一致しなくとも、互いに譲り合い寄り添い合うことで共存できるものだと思っていた。
小島とはそういう関係を築けていると信じ切っていた。
末澤「…喧嘩したいんやったら他所でやってきてくれへん？」
マネージャー「2人先帰る？」
だけどそれは私の一方的な自惚れだったのかもしれない。
小島「…俺が悪いんすか？」
再び沈黙が訪れた。
どのタイミングで口を開くべきか伺うような表情のスタッフさんがチラリと私の方に目をやる。
先程までの強烈な眠気はとうに消え去った。
スタッフ「…とりあえず」
私と小島の間に入ってしまった亀裂は深く、そう簡単に修復できそうにない。
スタッフ「再開します…ね」
末澤「はい。」
切り替えるようにして話を始めたまっさんの声に耳を傾けつつ、誰にも気付かれないように小さな小さな溜め息を漏らした。
福本「…ひな」
先程同様小声で話しかけてきた大晴が私の顔を覗き込む。
福本「…大丈夫？」
―大丈夫なわけないやろ。
仲直りできひんかもせえへんのに。
A「…別に大丈夫やで」
小さく呟き、手のひらを握り締めた。
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小袖(プロフ) - お疲れ様です。とても面白い作品でしたが、受け止めきれない現実にみんなびっくりしてますよね( ; _ ; )少しづつ乗り越えて行けるように日々充実させて頑張りましょうね( ; _ ; ) (4月26日 13時) (
レス) id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾋﾟﾝｷ | 作成日時：2023年11月14日 0時
