仲直りできなくて何が悪い！ ページ28
現在絶賛打ち合わせ中。
それと同時に膨大な睡魔との戦闘中でもある。
あかん、眠い。
はよ終わらんかな。
昨晩夜更かしした自分を恨む。
全ては恭平とのオンラインゲームが盛り上がり過ぎたせいだ。
福本「ひな」
小声で呼びかけてきた大晴が私の二の腕を軽く抓る。
A「痛っ」
福本「寝たあかんで」
分かっている。
これは非常に大切な打ち合わせだ。
だがしかし、だからといって眠気が覚めるわけではない。
頭では理解できても体がそれに追いつくことはない。
眠い。
マジで眠い。
はよ帰って寝たい。
欠伸を堪えながら長ったらしい話を聞き流していく。
スタッフ「…っていうコンセプトを元に構成していくので、まずはこの部分から意見を出してもらって…」
重たい瞼で瞬きを繰り返す。
正門「メドレーの部分って…」
まっさんの話し声は特に眠気を誘う。
穏やかで落ち着いたトーンは安眠効果抜群なのだ。
脳が溶けていくような感覚に陥る。
福本「…ひな！」
A「ふぁ、」
福本「…欠伸でか。」
堪え切れずに漏れた欠伸のせいで涙がこぼれた。
指の先でそっと拭ってなかったことにする。
正門「折角やったら衣装も…」
あー、まっさん話長いねんなあ。
退屈だと感じてしまえばもう終わり。
とっくに切れている集中力はマイナスの域。
末澤「え、そこおかしない？」
正門「いや、セトリ的にこの組み方した方が…」
草間「変やろ。ここで一旦盛り上がってんねやから。」
スタッフ「ここで移動があるんで、センステで歌うイメージですね」
私がこうしてぼんやりしている間にも話し合いはどんどん進んでいく。
小島「なあ」
片手を鞄の中に突っ込んでノールックで目薬を探す。
小島「なあ」
小物が詰め込まれた鞄からお目当てのものを見つけ出すのはなかなか至難の業。
小島「なあって、」
A「えっ？」
右隣から肩を叩かれて顔を上げる。
A「え…私？」
小島「お前以外おらんやろ」
小島と会話を交わすのはいつぶりだろう。
毎日のように顔を合わせて同じ仕事をしているけれど、あの日以来直接話をすることは殆どなかった。
そのせいで戸惑いを覚える。
A「え、何？」
その大きな瞳を見つめ、ポカンと口を開いた。
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小袖(プロフ) - お疲れ様です。とても面白い作品でしたが、受け止めきれない現実にみんなびっくりしてますよね( ; _ ; )少しづつ乗り越えて行けるように日々充実させて頑張りましょうね( ; _ ; ) (4月26日 13時) (
レス) id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾋﾟﾝｷ | 作成日時：2023年11月14日 0時
