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白石side
あの事故から２日経った。
藤川先生はHCUで療養中。
やっぱりいつものうるささはご健在のよう。
藤川「で！ばぁーんと行って間一髪！かけるくんを押し出したわけよ。で、」
「藤川先生？その位にしといて？広田さん困ってるから。
･･･広田さん行っていいよ？」
広田「アハハ。石川先生ありがとうございます。
藤川先生･･･もう喋んない方がいいですよ」
広田さんは私の方に歩いてきて一例すると、
どんどん遠ざかっていった。
藤川「よお、白石」
「あ、白石先生」
ひらひら手を振った藤川先生に石川先生。
石川先生はここ2日間、何か考え事をしているようで。
白石「石川先生･･･？何かあった？」
「･･･ううん！なんでもない！私行くね」
時折見せるその表情が、
今まで見たことのないようなものだった。
藤川「白石･･･ちょっといいか？」
白石「あぁ、ごめん。」
彼女に向いていた気を藤川先生に向けて、藤川先生の言葉を聞いた。
藤川「やっぱり、一般整形に移る。
整形外科の大原先生に話したらさ、向こうもあっさり歓迎してくれちゃって。
･･･即戦力？なんつって」
軽い冗談に、笑い返せば彼もまた笑ってくれる。
本当は、行って欲しくないという気持ちがどこかにある。
行かないで、と思っている自分がいる。
大好きな仲間がバラバラになるのはつらい。
私はただ、藤川先生が笑ってくれているのに応えるので必死だった
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作者名：なつ
| 作成日時：2017年9月18日 22時
