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プロローグ ページ1
〇
真実を知るのが怖くて、
ずっと知らない振りをしていた。
私を陥れたのが彼だということなどとっくに知っていた。
それでも彼に縋ることでしか自分の居場所を見つけることなんて出来なかった。
「……友達も、家族も、誰も。
お前の言うことなんて信用しない。
お前は1人なんや。」
あぁ、酷い人。
私をこんなに苦しめて、何がしたいの。
私をこんなに泣かせて、なんで笑ってるの？
「これで、俺だけのものになった。」
何故私の胸は、彼に高鳴るの？
何故私は、彼に縋り付いているの？
自分で自分がわからなくなる。
だけど一つだけわかるのは、
もう私には彼しかいないという事だ。
「やっと、一緒のところまで堕ちてきてくれた。
地獄に引きずり込んだら、後は、閉じ込めてしまうだけや。」
あぁ、本当に独りなのは、
可哀想なのはきっと……。
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チェリー - 凄く面白い話ですね！こういう話が一番大好きです！更新頑張ってくださいね！応援してます！ (2019年6月8日 18時) (
レス) id: 5dcb618811 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続きが気になります！頑張ってください！ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 7f603c65a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜月 | 作成日時：2019年5月4日 9時
