百三十八 【たとえ悪魔に身を委ねようとも】 ページ38
ちょうどその時、ドスの動きを封じていたシカマルの術が解けてしまった。
「ホー…この術…5分が限界ってとこですか。その子の術…相手の精神に自分の精神を潜り込ませ、体を乗っ取る術のようですが…フフ…その吐血から見てキンを殺せばその子も死ぬことになるようだね…」
言葉通りに実行しようと手を動かすドスの頭上から、軽蔑の声色が聞こえる。
「フン……気に入らないな……」
声のする方を見れば、木の上でリーと同じ班であるネジ、テンテン、サナが見下ろしていた。
「
「なに！？」
「ワラワラとゴキブリみたいに出てきやがって…」
ネジ達は倒れ込んでいるリーに目を向ける。
「ヘマしたな」
「リー…」
「無茶しやがって…」
(あれはリーさんのチームの…)
「そこに倒れているオカッパくんはオレ達のチームなんだが…好き勝手やってくれたな」
すると、ネジの目元全体に血管が浮き出し、恐ろしい形相で音忍達を睨みつけた。
「これ以上やるようなら…全力で行く」
「フフ…気に入らないのなら…格好つけてないでここに降りてきたらいい…」
「………！！いや、どうやら…その必要は無いようだ…」
何かを感じ取ったネジの目元が元に戻る。ドスにはその言葉の意味がわからない。
そこで、サクラの視界の端で動き出す者がいた。
「サスケ君！！目が覚め…！」(え？)
サスケの目覚めに歓喜したのも束の間。サスケの変わり果てた姿に、サクラだけでなく、誰もが言葉を出せないでいる。
「サクラ…誰だ……お前をそんなにした奴は…」
体中を黒く不気味な模様で覆われたサスケが、写輪眼を開いて立ち上がる。
「………サスケ君…」
「どいつだ…」
「オレらだよ！」
サクラが言う前に、ザクが自ら名乗り出た。
「サスケくん…その体…！？」
サクラに言われ、サスケは自身の手を見る。
「心配ない…それどころか…力がどんどんあふれてくる。今は…気分がいい…あいつがくれたんだ」
「え？」
「……オレはようやく理解した。オレは復讐者…たとえ悪魔に身を委ねようとも、力を手に入れなきゃならない道にいる…」
(…なるほど…やはりか。あのサクラとかいう奴が言った首のアザとは…この呪印のことだったのか。しかし…立ち上がってくるとはね…)
ドスが状況整理をしていると、サスケはAが気絶して倒れていることに気付く。
「Aも……お前がやったのか…」
サスケはザクに視線を向けて問う。
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ラーメン(プロフ) - ハニさん» コメントありがとうございます！絶妙なきゅんを狙っていたので、そう感じていただけてよかったです(*´`)この作品が少しでもハニさんの毎日を頑張るきっかけになっているのならとても嬉しいです！不定期になってはしまいますが、更新頑張ります！ (2022年5月31日 22時) (
レス) id: 25c5c003b3 (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - 初めまして！絶妙な甘さにきゅんきゅんします(≧∀≦)！無理せずゆっくりでいいので最後まで是非書いて頂きたいです！更新を楽しみに毎日を頑張ります！ (2022年5月31日 21時) (レス) id: 8ecca9012c (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - カリンさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです(*^^*)これからも頑張ります！ (2022年5月17日 22時) (レス) id: 25c5c003b3 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - すごくおもしろいです‼︎更新無理せず頑張ってください‼︎ (2022年5月17日 17時) (レス) id: fbb8f9a3ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナ | 作成日時：2022年4月27日 1時
